唐沢なをきさんのファンとして「酷さのレベル」を考える

そもそもなをさんは理不尽な方ではない。

ワタシが「ゆさこをゐち」を名乗るのは、なをさんの影響ゆえに評価が高い。

しかも「いっこ上」だから、感性的にもよくわかる。

彼は商業的に漫画を書いているだけではなく「訴えたいもの」があるのだ。


確かに内容が結構辛辣で「国営放送向き」ではない作品もある。

ゆえに、未発表の漫画がゴマンとある事も存じている。

そもそも彼の作品が「ぎりぎりタブーに挑戦している」ゆえにである。

そんな事を考えても「理不尽な訴えをした」とは思い難いのである。


放送局の事を考えると「ヤラセ」なんかヤマ程ある。

ワタシもかつて「全国ネット」の放送に出演した事があるから解る。

そして「取材を受けた放送」に携わった事が何度もあるから解る。

一言で言えば「制作側の意図でシナリオが作られて居る番組」が沢山ある事を。


全国放送の番組に出た時は、実に辛かった。

「ご当地の言葉」で会話をしなければならなかったからである。

ワタシは「相手に合わせて方言を使ってしまう」そんな人種である。

まして、普段は「標準語」で会話をしているのだ。


ディレクターに「番組に出る気があるんですか！」と怒られた時は嫌になった。

放送されている時の「和やかな会話」が、シナリオ通りと言う事を考えて。

「何が『いらっしゃ～い』だ！コノヤロウ！」

言葉は喉まで出掛かったが、隣の連れ合いを見て黙った記憶がある。


それでなくても現在は「制作会社」に委託して居る現状が多い。

ゆえに「視聴率を如何にして取れば良いのか」が優先になる。

それでなければ「仕事が来なくて干される」と言う羽目になるからである。

そんな「ご都合主義」が多い事に、最近は苛立ちだけを覚える。


まして、今回の一件は「国営放送」での出来事である。

なをさんだって「視聴率目当てじゃないな」と取材に応じたと思う。

だから余計に「シナリオと言うヤラセ」が嫌になったのだろう。

ワタシだって「最後の道徳を持った放送局」と考えていた国営放送であるから。


それゆえに、すこぶる残念な思いをするこのニュース。

「もう、シナリオの無い放送は無いのか？」と考えてしまうだけである。

だから　・・・　「報道はシナリオで作られて居るだけなんだな」

そんな認識が世に広がり続ける様になるだけである。


お願いだ！日本放送協会の制作方！

こんな事を二度と起こして頂きたくないのだ。

あなた方が追求すべき事は「真実」だけで良いだろう？

それを期待している「庶民」を裏切らないで頂きたい。

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漫画家、唐沢なをきさんがＮＨＫ放送を中止要請　「取材が不愉快だったから」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090914-00000516-san-ent
9月14日10時27分配信 産経新聞

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