忍者ブログ
izaブログで名を売らせて頂いた原点の「戯言」が書いてある「過去帳」です。 忘れたくない原点ですので、更新はしませんが、削除もしないスレッドです。
[466] [467] [468] [469] [470] [471] [472] [473] [474] [475] [476]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

福島汚職 前知事に有罪判決 東京地裁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080808-00000004-maip-soci
(8月8日10時20分配信 毎日新聞)


佐藤栄佐久さんの判決が出た。何とも言えない気持になった。

先日「iza」で書いた事を交えて再度リアルに書きたくなった。
何故なら、このブログは「iza」の様に目立たない。
だから「さもありなん」の話が書けるからだ。


福島県では「暗黙の密約」がある事を、地元政界の方から聞いた事がある。
そう「知事の任期は2期・最大3期まで」と言う「選挙協力する理由」である。

恥ずかしい話だが、福島県知事の逮捕は今回が初めてではない。
1976年に収賄容疑で逮捕された「4代目・木村守江知事」である。


あの当時の噂話はこんな感じだった事を憶えている。

「大竹作摩さんも佐藤善一郎さんも2期で終わってるのに、4期目も立った。」
「何事も欲張らなければ、問題は露呈されなかったのに。」


そして「5代目・松平勇雄知事」勇退の際は、こんな事を噂された。

「そろそろ天野光晴さん(衆議院議員)の影響力が無くなるからね。」
「過去のまずい事を水に流す意味でも、次に譲るのが当然だよね。」
「結構松平さんも殿様として潤ったから、東京で左団扇の隠居が出来るよね。」

結果としてそれは物の見事に現れてしまった。

天野光晴さんが推した「元建設官僚の広瀬利雄さん」は落選。
そして伊東正義さん等が推した参議院議員の佐藤栄佐久さんが「5代目」になった。
まあ、参議院議員として勢いがあった事も追風となった事は確かだ。


しかし、今回の立件はそれが仇となったと事情通から聞く。

広瀬利雄さんの敵討ちが基本になって立件されたとの話があるからだ。
佐藤栄佐久さんも、それを悟って居た部分があるかも知れない。

その理由は・・・・・
ワタシはあるパーティで「5期目は無い」と否定したのを聞いた事がある。

「セオリー通りの3期はとうに超えてしまったから、そろそろヤバイからね。」
「下手すると敵討ちの連中が騒ぎ始めるかも知れないからね。」

しかし、何故か「5期目」に挑戦し、就任してしまった。
相手が「当て馬」と言われる位に容易い選挙だった事を憶えている。

結果として、今回ものの見事に立件され、裁判となってしまった。


佐藤栄佐久さんは、ある意味「福島の常識」だった部分がある。

原発のプルサーマル計画に真っ向から立ち向かった。
※参考
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%97%E3%83%AB%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB

東京電力と言う大きな組織の計画に、県知事自ら反対するのだ。
嫌われても仕方の無い事であろう。

それでなくても「元建設官僚の広瀬利雄さん」を落選させてしまった。
当然「福島県の建設予算」は最下位同然に失墜してしまった。

建設不景気を回避しようと、予算を運んで来た努力は評価すべきものがあった。
それが「県知事としての信用」に結びついた事は確かである。


今回は、政治に携わった地元の方々の意見を集約すると「異常な立件方法」

ワタシにだって、一連の流れは「普通」で無い事くらいは理解出来る。
それを考えると、政治世界の裏事情は、そんな簡単なものではない事を考える。

政治の世界は「民間人に触れさせない」範疇がある事をつくづく感じる。
政治の世界を「簡単にマスコミが書けない」事情がある事をつくづく感じる。

「政界のタニマチ」と呼ばれた「小針暦二さん」は福島で活動した人間だ。
しかし「小針一族」は福島の経済界から消えてしまった。


更に佐藤栄佐久さんの裁判沙汰が始まったと同時に、福島の経済界は大きく揺れた。

福島市を仕切ってきた坪井さんが亡くなった。
福島県を仕切ってきた、ヨークベニマル創始者・大高さんが破産宣告をした。

福島の経済活動が窮地に追い込まれる可能性を踏んだこの判決。
そう考えてしまうのだ。

確かに悪い事は悪い。罰すべきものは罰さなければならない。
しかし、経済の根底まで覆してしまうのはどうだろう。


あまりこんな事は言いたくないが・・・・・
政治家の賄賂などは、官僚や公務員の不正に比べればまだ可愛い方なのだ。

官僚が「税金を我が者顔で私的流用」する事は「物として残らない」事だ。
政治家は賄賂をもらっても「構造物」は確実に残るだろう。
それが公共の場所として、数々の人間が利用するだろう。

間違った解釈かも知れないが、そう思うのだ。
だから「官僚の不正を匿名で」って報道に、尚更腹立たしくなってしまうのだ。


確かに悪い事は悪い。罰すべきものは罰さなければならない。

しかし、経済の根底まで覆してしまうのはどうだろう。

つくづくそう思う、今回の判決である。


◇記事に関して何でもご意見を下さい◇
acchonpurike@k3.dion.ne.jp

拍手[1回]

PR


忍者ブログ [PR]
ゆさこをゐちはこんな奴
HN:
ゆさこをゐち
性別:
男性
職業:
発展途上企業応援団長
趣味:
作詞・作曲
自己紹介:
田舎では珍しい「企業の何でも屋」です。
サラリーマンの方でも結構です。何でもご相談を!
もうひとつのブログです
「ありがとう!」コメント
[07/16 とうりすがりのもの]
[05/23 くじらいだー@]
[03/22 匿名希望らしいです(>.<)]
[03/21 タバコ]
[03/14 匿名希望らしいです(>.<)]
最新トラックバック
感謝! ご来場回数
お天気情報
アクセス解析