漁業への反論が出はじめた「一斉休漁」をどう考えるべきか？

卸売市場は「集荷・販売」を主として居るから「集まらないと困る」だけ。
しかし、本当に漁業現場を考えて、妥当価格で購入して居るのだろうか。
それが消費者の誤解を生んでいないだろうか。
つくづく考えてしまう「ストライキ」であった。


一斉休漁　漁師悲鳴…５年で燃料費３倍「出漁すれば赤字」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080715-00000003-maip-soci
(7月15日11時29分配信 毎日新聞)


テレビを見たら「食料危機」の番組を明日やるらしい。

「緊急報道スペシャル！～食糧危機～あなたは生き残れますか」
関口宏さんの司会で、田中義剛だんと涌井雅之さんが出演するようだ。


漁業の問題はワタシも「ストライキ」と言うカタチで書かせて頂いた。

原油高云々の問題ではなく「第一次産業の荒廃」と言う意味で書いた。
それゆえに「食料危機」のタイトルは、敏感になってしまう。


しかし、今回のニュースに付随する、Yahooやizaでのコメントを見て驚いた。

「ガソリン値上げに困っているのは漁業だけではありません」
「テレビを見ると素晴らしい家に住んでいる人が多いからゴネ得なんじゃない」

溜息がまた出た。
何か間違っていると感じないのだろうか。

「海に出る危険性」を知らないのだろうか。
「海に出るとなかなか帰れなくなる」そんな人が居る事を知らないのだろうか。

漁業関係者が「明日の命が保障されない」事を理解して居ないのか。
「もしも」の時に、家族に「売れば何とかなる」家を残す事が罪なのか。

危険手当としての「高額報酬」の意味がわからないのか。
空を飛ぶ職業が何故「高額報酬」なのか、わからないのか。

しかし、決して彼等は「高額報酬」では無い現状もあるのだ。


大漁もあれば、当然不漁もあるだろう。

相手は「計り知れない大自然」だ。先なんか見えはしない。
まして「地球温暖化」なんてオマケまでついて来るのだ。

文句をおっしゃった方に言いたい。
ならば「何も食べなくても生きて行ける」と是非実行して欲しい。

そんな事を考えると「食料危機」ってものが叫ばれ、緊急番組にもなるのだろう。
パネラーを見る限り、魚が取上げられる事は無いと思うが。


でも、このブログをご覧頂いた方には、是非理解して頂きたい。

漁業の方には「危険手当」を付加する事を是非許して頂きたい。

そう「燃料負担」と言う形になっても、許して頂きたいのだ。

「明日の日本の食卓」を守る為にも、是非理解して頂きたいのだ。

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