「あたりまえの事」をしなかった不思議

ＪＡＬ子会社フル回転の客室乗務員…清掃こなし飛躍につなぐ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090321-00000555-yom-bus_all
(3月21日16時34分配信 読売新聞)


自分の部屋を掃除せずに「ゴミ箱」のまま生活をする人がいると聞く。

報道側も馬鹿で「片付けられない女」とか言って、面白おかしく騒ぎ立てる。
終いに「私は片付けられない女だから」とか言い訳を言って居直ってしまう。
そんな人間を作った要因を考えれば、当たり前な話なのである

よく考えれば判る事。

「職場の掃除は委託する」と言う馬鹿げた話が、どんどん「ナマケモノ」を作っただけだ。
今更「経費節減」とかの話で、取り上げるまでも無い話なのである。


反論を覚悟で申し上げる。

「そんなに格好良いのが好きなの？」

「あなた達は排泄行為をしない美しい方なの？」


どんな世界にも「表と裏」がある様に「綺麗な物」の裏には「汚い物」があるのだ。

だから「汚い物」を自ら「綺麗な物」に変えなければ「本当の綺麗な物」は出来ないのだ。
キャビンアテンダントと言うのは「飛行機の中が職場」であろう。
単に「お人形さん」として働くなら、そんな「作り笑顔」は要らないのだ。


そもそも「自分が稼がせてもらって居る場所」を掃除しないほうが間違って居るのだ。

どんな会社でも「社内清掃」は当たり前の行為ではないのか？
自分の職場を掃除するって事は「自分が無くしたものを見つける事」にもつながる。
そして「自分が綺麗にした場所だから大切にしよう」と言う心が生まれるのだ。


言って悪いが「最近多い無責任の行動」の要因は、そこに無いだろうか。

「モンスタークレーマーの心理」の根本に一体何がある？
そう「自分が大切にされなかった怒り」があるだろう。
しかし、怒ると言う事は「他人を大切にしない」と言う事でもある。

おおかた、そんな方々は「自分の会社」を掃除した事が無いのであろう。
しかし「自分の家」は、ゴミひとつ落ちて居ないのであろう。
そして、会社の車は汚いままでも、自分の車をピカピカに磨く方なのであろう。

だから「自分勝手が当たり前」になるのであろう。


結局それは「労働条件」にも現れて居るだけだろう。
綺麗な仕事だけを求めて、汚い仕事、辛い仕事には誰も就こうとしない。
挙句は「仕事が無い」と、うそぶく姿になってしまうのだ。

それに気付かない限り、どんな会社も「不景気だ」のままになるだけと思うのだ。


そう「クレームと言う汚い物」と真っ向から立ち向かう。

それが「ヒット商品」を生むと言う原点でもあるからである。



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