実践が伴わなかった「大学でのお勉強方法」の結末を笑う

大学経営になぜ金融危機が直撃したのか　立正大、駒沢大の多額損失計上の背景
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081122-00000000-sh_mon-bus_all
(11月22日16時0分配信 MONEYzine)


言いたくないが、そもそも大学教授に「社会通念」があるだろうか。

昔の教科書ばかりひっくり返して「現在」と照合しない人種が多い現在である。
そんな「経済学」や「経営学」の教授には何も期待出来ない。

結論として「大学の投資失敗」ってのは、そこにあると思うのだ。


最近の「学校の先生」の多くは「社会通念」をお勉強される事が少ない。

その結果、どんな事件が起きて、どんな顛末になって居るかはご存知だろう。
ゆえに「頂点」となる「大学教授」が「経済音痴」であっても当たり前になるだろう。


ワタシが職務上感じる事は「経済の基本は何か」である。

それは「海外投資の儲け話」を自慢げに語る事では無いと思うのだ。
所詮「博打」の様な話に、前のめりになって真剣になる事自体間違って居る。


ならば、それは一体何なのだろう。

単に経済の基本は「消費者ニーズのマーケティング」に他ならないと思うのだ。
偉そうな専門用語で書いてしまったが、ひらたく言えばこうなる。

「世の中でこれから何が欲しくなるだろう」
「今の消費者は何を欲しがって購入するのだろう」
「売れない商品の理由は何だろう」

単にこれを推測・分析・解析する事だけではないだろうか。

「どれだけのニーズがあるか」と言う「売上目論見」を計算する。
「仕入れをする為のお金」と言う事で「金融機関」が登場する。
「売れない分はどの程度」と言う事で「利益計算」をする。

それが「販売戦略の基本」であるのだ。
更に「広告宣伝」が乗り「ヒット商品」が完成するのだ。


そんな意味では「スーパーマーケット」「ホームセンター」は勉強になる。

明らかに埃をかぶって居る商品を見つければ良いだけなのだ。
そして「何故売れないのだろう」を考えれば良いのだ。


でもワタシは「売れる商品」の市場調査をした事が無い。
だって、売れる商品は手を加える必要が無いからである。

そして「安くする」必要性があるから、二番煎じでは利益が採れない。


大体、そんな事を「大学教授」と言う偉い先生が考えているだろうか。

前に頭を下げる事が出来ない職種の方々に「進歩」はありえない。

「末端の消費者が何故クレームを言うのか」
それを疑問に思えない人種には、全くもって進歩が期待出来ない。

どんなつまらないクレームにも、必ずヒントがあるのだ。
そしてそれを「常識」と言う秤にかけて「本当のニーズ」を拾うのだ。


ワタシは、様々な方々と出会い、様々な口論を繰り返してきた。

何度も泥水を飲まされ、さらし者になった。
しかし「末端消費者の心からの要望」だけは沢山聞く事が出来た。
そして「嘘をついている弁舌な人間」を秤にかける事が可能となった。

その結果は着実に「様々な顧問先」で役立てさせて頂いて居る。
まだ「大きな成功」は無いが「間違った結果の悲劇」はほとんど無い。

しかし、申し訳ない言い方をすれば・・・・・
ワタシの言った通りやって頂けなかったばかりの「悲劇」はある。


最近もこんな事例があった。

「資格申請ですからお役所には絶対文句言わないで下さい。」
そう言ったにも関らず、偉さを吹聴して失敗したケースがある。

「申請が遅いから●●議員さんに言っておいたから。」

相手が「プライドを持つ役人」だから、どうなるかだけは判ると思う。
当然、スムーズに行って居たものが、一瞬にしてぶち壊しになるだけだ。
だから「セオリー無視」の人間が行う業務が向上する訳が無い。



様々な業務で、様々な問題が起こる。

経営に長けている筈の大学が「投資を失敗する」と言う事。

それは単に「セオリーを忘れてしまった結果」以外の何物でも無いと思うのだ。




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