izaブログで名を売らせて頂いた原点の「戯言」が書いてある「過去帳」です。
忘れたくない原点ですので、更新はしませんが、削除もしないスレッドです。
× [PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。 「こんな事故は予め起こる可能性があった話だ」 今日訪問していた顧問先の社長が呟やく。 クレーンオペレーターの資格を有する、彼が分析する事は下記の通りである。 1.クレーン重量がワンクラス小さかった。 2.敷き鉄板の肉厚が薄すぎた。 3.経験が薄いクレーンオペレーターだった。 たったこの3つが「悲劇を生んだ」と評するのである。 更に彼は「元請の監督がしっかりしていたのか」を指摘する。 そして「1と2」は、明らかに現場のコストダウンであると言う。 まあ、平たく言えば「現場監督の不手際」ではないかと言うのだ。 そして、彼は言う。 「最近の現場監督は現場を知らなさすぎる。」 「マニュアル主義で現場を無視した結果がそうなる。」 「ベテランオペレーターを使いこなせないからこうなる。」 そこで「昔の現場」を考えた。そう「元来の現場監督の姿」を。 マニュアル志向ではなく「とりあえずやってみろ」の現場。 そして「責任は俺が取るから心配するな」の懐の広さ。 仕事が終われば「一緒に飲むか」の付き合いの良さ。 「職人気質」を上手くコントロールした手法。 「成功の手法」を知っている人間に「お任せ」の感覚。 それが「安全な現場」を作って来たのである。 ところが今の現場はどうであろう? 「コストダウン」「マニュアル」で、ガチガチに固められた現場。 そして「血の通わないコミニュケーション」では「信頼の仕事」は不可能だ。 つまり「信頼=成功」の方程式と言う事なのである。 まあ、早い話「これからも起きる可能性がある」と言う事だ。 そして「序章に過ぎないかも知れない」と言う事だ。 ここまで書けば、何が言いたいのかお判りになるだろう。 「マニュアル」「マニフェスト」と言う文章ばかりが横行する危険性である。 つまり「現場の仕事は机上の論理で推し量れない」と言う事である。 それでも「机上の論理」ばかりで仕事が行われる。 工事現場だけではない。ありとあらゆる「現場無視」が横行しているのだ。 だから「安全」なんか確保出来ない可能性が高くなるのだ。 「何故現場を振り返らないのであろう」 基礎が無ければ、建物は建たないのだ。 「アイドリング」をしなければ、運動競技では怪我をするのだ。 家庭の教育がしっかりしていなければ「常識」が認識出来ないのだ。 余りにもおろそかになっている「基礎」 今回はその一端を見た様な気がする。 <クレーン横転>斜めつり上げも原因 地中で資材ひっかかり http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090416-00000045-mai-soci (4月16日13時2分配信 毎日新聞) ◇記事に関して何でもご意見を下さい◇ acchonpurike@k3.dion.ne.jp PR |
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