「サイゼリヤのピザ代金返還」で「日本人の品格」が計れる？

【メラミン混入】サイゼリヤがピザ代金返還へ　社長が謝罪会見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081021-00000530-san-soci
(10月21日11時35分配信 産経新聞)


「太っ腹サイゼリア！」
そんな嫌味な事ばかり書いてあるブログ手記にうんざり来た。


消費者ニーズ対応の結果起こった「食の安全」の問題ではないのか。

「安く提供する」と、喜んで「何時も利用してますよ」何て言って居なかったか。

ゆえに「メーカーを一方的に責める」だけで良いのだろうか。

ワタシは単純にそう思うだけだ。


サイゼリアを利用した事がある方はお判りと思うが・・・・・
「提供価格」がすこぶる安価で、利用しやすいお店である。

ピザひとつ採っても、それはよく判ると思う。
他のファーズトフード店や専門店の価格と比較すれば「リーズナブル」である。

それを「恩恵」と捉えるか否かは自由だ。


しかし「返金を求めて列が出来る」姿だけは御免被りたい。

まあ・・・列とは言わないが「それなりの返却希望者」は出るだろう。
そう「火事場泥棒」みたいな輩も含めて。


そこで原点から振り返ってみたい。

昔は「大量生産するから安くご提供出来ます」のキャッチフレーズだった。
しかし「大量生産のコストダウン」も当然限界が来るだろう。

ところが「もっと安くなる筈」の消費者ニーズと企業努力の闘いが始まる。


「さて、何から始めよう。」

機械化をして、人件費を減らして、それでもまだ欲求は収まらない。
そうなれば「原材料」に取り掛かるしか無いだろう。

その結果が「事故」では全くシャレにならない。


まあ、何の事は無いだろう。

「消費者への安価での価格提供」が惹き起こしたもの。
それがここで二つ見えて来ないだろうか。

「コストダウンの為に働く場所が無くなった」

「コストダウンの為に食の安全が確保出来かねなくなった」

それでもニホンジンは、まだ「安さの提供」の欲求が収まらないのだ。


ワタシは「自分の首を絞める」事は好まない。
それは当然だ。

だから「イマドキのニホンジン」の方にお聞きしたくなっただけだ。

「皆様は自分の首を絞めたいですか」


もしも「自分の首を絞めたくない」と思うのなら・・・
これ以上安価を求めないのが一番だと思うのだ。



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