「狂った社会福祉の原点」をぼやいてみます

ワタシが老人福祉施設に関るきっかけになった「ある組織」があります。

全国的な組織だったんですが、そこで聞いた話に嫌悪感を感じてました。

「世の中は不景気だけど福祉の世界はバブルだよな」


折しもその頃は「コムスン・全国展開中」の頃でした。

それと並行して「ニチイ学館」も競い合って居た事を思い出します。

まあ「介護教育の現場を作ったニチイの一人勝ち」で現在に至りますが。


それはそれとして　・・・・・


介護保険を「社会保障」ってお題目で使わせ続けた我が国。

その延長線上が「派遣村」になるんでしょうか。

更に「子ども手当」ってモンも、同じ発想なんでしょうか。


「年寄りばかりを保護してたんじゃ票が取れなくなる」ってネ。


まあ「子ども手当」や「派遣村」の話は置いておきましょう。

それよりも「狂った社会保障の原点＝介護保険制度」かも知れません。

適正に使えば最高のものが「タレカ者の食い物」になったんですから。



ニチイやコムスンは「株式会社」です。

当然「利益を目的として」設立された事業と言う訳です。

「介護保険を使ったお手伝いさん」を作ったのは何処でしょう？


その尻拭いをしたのが「コムスン破綻」じゃないかと思います。


でも「ニチイ」は、右肩上がりに現在も躍進中です。

「ヘルパーを育てる・派遣する」そんな存在の「独占企業」です。

でも　・・・・・　一度たりとも問題になった事はありません。


そんな中から「介護保険バブル」の話を聞いた訳ですから、何とも言えません。


認可をしたのは「民主党」でも「自民党」でもありません。

そして「介護保険を集める親方」は、厚生労働大臣じゃありません。

それじゃ　・・・　誰もが止められない「間違った福祉」を撒くのは誰でしょう？


まあ「便乗利用者」が、一番悪いんですがネ。


「株式会社組織の介護保険関係の施設が全て悪い」っては言えません。

ワタシが関る「本当に真面目にやってる施設」だってあるんですから。

でも、確実に「利用者を煽って居る事業所」がある訳です。


日本で昔から語られている「勝てば官軍」って事なんでしょうがネ。


結局「年寄りの面倒なんか看たくない」とかの家族が原因なんです。

そこに「公的なものだから」と、誘い水を撒く事業者が居るって事です。

だから「狂った社会福祉の原点」をぼやいてみたくなったんです。


ワタシが「子ども手当を否定する一番の理由」が其処にあります。

そして「派遣村の継続性」を危惧する理由が其処にあります。

全て「第二の介護保険制度＝ビジネスの発生」になる危険性を考えます。


つまり「間違った形のバブル」が、大小それぞれに起こって来る気がするからです。


社会福祉を食い物にする国は「破壊の道」しか待ってません。

我が国は既に「片足を突っ込んだ状態」じゃねぇでしょうか。

本当の社会保障って「銭金」じゃ無い筈です。



「福祉が行き届き過ぎた国」って、社会主義国家なんですよね。

まあ　・・・　良いか。

それを「国民が望んでいる」って事なんでしょうから。




それぢゃ　・・・　また明日。

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