「自虐ネタ」と「ユニゾン」が生んだヒットかも知れない

悲愴感のデビューイベントに2000人！ 羞恥心の動員記録に並ぶ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080827-00000001-oric-ent
(8月27日12時10分配信 オリコン)


「羞恥心」が何故ヒットしたのだろうか。　「悲愴感」が何故ウケるのか。
共通するのは「お笑い」にもあると思う。

西岡すみこさんの芸風はどうだったろう。
今は余り出ないが「ヒロシ」はどうだったろう。

そう「自虐」と言うキーワードがあるのではないだろうか。


「人のふり見て我がふり直せ」と言う言葉があるだろう。

実際、本当に振り返って自分を見る人間なんか居やしない。
しかし、現実は「自分が優位に立つ事を好とする」事に他ならない。

いじめっ子の原点がそうであろう。
自分よりも弱いものを虐めるから、優位に立った気持で行う。

「強い者虐め」って言葉を聞いた事が無いであろう。
むしろ、強いものが弱くなった処を見計らって「弱い者虐め」が始まる。


そう、世間の「自虐ネタ」に関する考えは、チョッと寂しいかも知れない。

「俺はまだマシだ」と思いながら密かに同意している姿が見え隠れするから。

まあ「自虐ネタ」は、一般論で述べられて居ると思うから、ここまでとして・・・


ワタシは、変な人間なので「音楽性」の事も考えてしまった。

今回申し上げたかった事は、こちらの比重が高い。
まず「何をこじつけているんだ？」の話を書かせて頂く。


実は「羞恥心・悲愴感・アラジン」と「ＳＭＡＰ」は基本的に同じなのだ。

皆様は「ユニゾン」と言う合唱方法をご存知であろう。
同じメロディを多くの人の声により、重ねて行く歌唱方法である。

デュエットや合唱団の様に、別なメロディの存在が無いのだ。
言い方は悪いが、下手っぴでも誰でも歌に参加出来るのである。

余計なプレッシャーも無く、気遣いさえも要らない。
本当に気楽に歌えるから何となく聞く方も親しみを持てるのだ。
一人でも歌えるし、数が幾ら増えても歌える。

ワタシが大嫌いな24時間テレビのエンディング「サライ」も同じだ。
だから多くの人間に親しまれ、ヒットして行くのだろうと思った。


そんな事を考えると、結構イマドキの人間は寂しいんだろう。

「誰かと一緒に歌いたい」と言う気持で歌うのかも知れない。
「みんなで歌って居て楽しそうだな」と見入って居るかも知れない。
そんな気がしたので、たまに「芸能ニュース」をネタにしてみた。

もっと素直になって「寂しいんだよ」が言えれば、日本はもっと良くなるのだ。

昔のフォークソングがそうだったと思う。
ユニゾンで、知らない人と一緒に歌う事で「仲間意識」が生まれる。
そして「俺は一人じゃない」って思い直す。

殺伐としたニュースの中で、テレビを見ながら心で歌えば良いのだ。
だから「ユニゾンのヒット曲」ってのは好ましいと思うのだ。


それじゃ、皆さん。　ご一緒に！

♪君の行く道は果てしなく遠い・・・・

曲が違うって？　曲が古いって？


良いんですよ。フォーク世代の人間はここから始まったんだから。

ワタシは「羞恥心・悲愴感」のヒットを、心から嬉しく思って居る。


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