老舗百貨店はもう「ブランド」では無くなったのかも知れない

＜今治大丸＞１２月で閉店…Ｊ・フロント、不採算店見直し
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080826-00000002-mai-bus_all
(8月26日1時4分配信 毎日新聞)


ワタシの弟は、ブランド靴の製造卸会社に勤務している。
就職してから25年を超えるので、飽きっぽいワタシとはエライ違いである。

兄貴と違ってファッショナブルなスポーツマンである。
オタッキーな運動嫌いのワタシとは、エライ違いである。

嫁さんが「2度目に交際した女性」で、子供が4人である。
両指では足りない付き合いを経た挙句、バツ2のワタシとはエライ違いである。

たまに「冗談の序章」と言った感じで・・・失礼しました。


盆休みに弟が帰省した際に「取引先の百貨店」の話になった。

彼の会社は「有名百貨店」と伴に業績を伸ばして来た会社である。
その中で、ある百貨店の話をお袋がした時、苦笑いをした。

「あそこの企画はチョッと自己満足が過ぎて無駄が多いんだ」
「下手するとこの世の流れに追いつかなくて潰れる可能性は高い」
「だからチョッとお付き合いを考えてしまうんだ」


ワタシの地元・福島には「中合」と言う百貨店がある。

「中村合名会社」と言う呉服店が姿を変えた百貨店である。
日本の百貨店の多くが呉服屋の姿を変えたものである。
だから、特筆すべきものでも無いかも知れないが・・・・・


昭和40年以前に生まれた方々なら「百貨店の屋上」で遊んだ記憶があると思う。
ワタシも小さい頃、中合の屋上で「ウルトラマンショー」に行った事がある。


Ｍ78星雲から福島にやって来るんだ。凄いな！
屋上でやるって事は、やっぱり空を飛んで来るから当たり前だよな。

でも、体が大きいはずだから、中合の屋上に入り切れるかな。
ビュワワワって小さくなって、握手してくれるのかな。


前の晩に、ワタシはそんな事を考えて眠れなかった記憶がある。


現実は残酷な程にワタシを叩いた。
ウルトラマンは非常階段を開けてやってきた。

空は飛ばないし「シュワッチ」は言わない。
粗悪品のウルトラマンだった。

「ほら、ウルトラマンと握手して来なさい。」
そんな事を言われても、大好きなウルトラマンでは無いから握手なんか出来ない。

あまつさえ、色紙にカタカナで「ウルトラマン」なんて書かれても仕方無い。
大好きなウルトラマンとの初めての出会いは「悪夢」でしかなかった。


チョッと話がずれてしまった。


今は本当に「百貨店」の意味がわからなくなってしまった。

「庶民に手が届かない夢」は、ほとんど無くなってしまった現在。

何となくウインドウ越に見た「クリスマスのサンタさん」が懐かしくなった。


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