「ヨード卵・光」が値上げを見送れる理由を考えてみた

日本農産　「ヨード卵・光」値上げ見送り
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080801-00000098-san-ind
(8月1日8時0分配信 産経新聞)


こんな時、世間では「偉いな」って思うのだろうか。

ワタシはただ「そりゃそうだ」ってしか思わない。

何故突然に値上げをしなくてはいけなくなるかを単純に考えれば良い。
「もう、やって行けません。」
その悲鳴の結果が、値上げでしかないのだ。


ヨード卵・光が、何故値上げしないのか。その理由を考える。

先ず「普通の卵」との違いを考える。

①鶏の餌が「化学配合飼料」ではない。
②価格が他の卵と比較して高い。

このふたつだけで、少し何かをつかまれた方は「流石」である。
そう「無理して値下販売しない」事が「企業努力」出来るのである。

更に「化学配合飼料」でうなずかれた方もいらっしゃるだろう。
そう「輸入材料」に間接的に頼らない飼育方法であるからだ。

皆様も「何が値上げしたのか」をご覧頂ければお判りになると思う。
そう、今まで国内にて材料を供給されて来なかったものが、ほとんどだろう。

ん～　・・・・　結構深い話だ。


そうか「食の安全」の材料は「輸入品」って事になるんだ。

「偽装食品」が叩かれ過ぎて「本物」を買わざるを得なくなったからなんだ。
「安い紛い物」が無くなり「本当の価格」で買わざるを得なくなったからなんだ。

・・・・・わざとらしく書いてしまった。
斜に構えたワタシの「嫌味の花」がまた咲いてしまった。

確かにガソリン代も値上げして、輸送コストも高くなる。
更に「人材」まで輸入に頼ってしまったものだから値上げせざるを得なくなる。

言い方は悪いが、もしかして我々が値上げしてしまったのかも知れない。

「企業努力しろ」と言いながら「人件費を上げろ」と叫ぶ。
「食の安全」を叫びながら「一円でも安く」に走る。
世の中は矛盾ばかりだ。


だから「ヨード卵・光」は注目されるべき姿と考えてしまう。

そして「食品の本当の価格」を教えてくれた気がする。

出来るだけ価格が崩れない、国内で安定供給可能な「飼料」を使用する。
販売価格を相応にして、人件費を賄えるだけの「利益」を確保する。
今まで「高い」と思えて居たこの卵が「当たり前の価格」に映るのだ。

隣国中国は、経済成長が急激に上昇した為に「大型倒産」が相次ぐ。
まして「北京オリンピック」が終われば、世界の国々は「勝手にしろ」になる。

経済的な多くを中国に依存して来た我が国は、一体どうなるのだろう。
だから「100円ショップ」は、可也の大打撃を受けるかも知れない。


しかし、今ならまだ「リセット」出来る気がしてならない。
「値上げコンチクショウ！」の考えさえ捨てれば、きっと自分に返って来ると思うのだ。

下手に値切らず「当たり前の価格」を再度見直す。
そうすれば「便乗値上げ」なんか、簡単に見抜けるのである。
そして「便乗値上げ」の根本を叩き切ってやれば良いのである。


あ！・・・困った。
今度は「何が便乗値上げなのか」を調べて書きたくなってしまった。

まあ、それはそれで「リクエスト」があればと言う事で・・・

そう・・・・・
今回の「ヨード卵・光」値上げ見送りは、我々が考えなくてはならない事で一杯なのだ。


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