成長の陰に過酷11時間労働、ヤマダ電機「ただ働き」問題
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080630-00000993-san-soci
(6月30日23時19分配信 産経新聞)
まさかYahooで取上げて居ると思わずに、昨日「izaブログ」にこんな事を書き綴った。
言っては悪いが「オッペケペーな行政指導の賜物」と思うだけだ。
更に「火事場泥棒」と思える従業員の残業問題まで出た。
元々、ヤマダ電機は「販売価格に応じた付加給与」で従業員を雇用していた筈。
以前、現場担当主任に聞いた事があるから間違いない。
元々の条件に応じて勤務した筈なのに、一体これは何だ?
行政も従業員も「後出しジャンケン」が大好きなようである。
以下は昨日記載から援用する。
※参考:http://kohichi.iza.ne.jp/blog/entry/627211/
ヤマダ電機が行った事は「昔なら」当たり前の事だ。
「自分の商品を売りたい」から「店舗に並べたい」から、業者が行った事だ。
これは、今の世の中では「時代錯誤」の考えなのかも知れない。
しかし「資本主義」の論理で行けば、本来あっても仕方が無い事。
だからワタシは「ヤマダ虐め」にしか見えない。
決して、ヤマダを擁護するつもりは無い。
ただ、ワタシも「電化製品の安価提供」で恩恵を受けている。
だから、あえて今回は非難しない。
恩恵を受けた人間として、非難する事は決してフェアではないだろう。
世の中は「攻める事が大好き」だから、きっと可也の野次が飛ぶだろう。
そんな輩に限って、ヤマダから多数「安価の恩恵」を受けて居るだろう。
そして、こんな事を言うだろう。
「もう、こんな電器屋からは買わない。」
「文句を言う前に少し恥を知れ!」そう思う瞬間だ。
価格交渉をギリギリまで行って購入出来た背景がニュースで流れたのだ。
急成長した売上に協力したのは、他ならぬ「消費者」なのではないか。
「安くしろ」と買い叩いたのは、他ならぬ「消費者」なのではないか。
これを「後出しジャンケン」と言わずに何と言えばいいのだろう。
安くなって小躍りした記憶は無いだろうか?
ならば、むしろ「共犯者」に過ぎない事ではないだろうか。
しかし「ご都合主義」の政治家と同じ輩が沢山居る。
「勝手に企業がやった事。俺は知らない。」
そうか、ならば勝手にすれば良い。
そんな「勝てば官軍」とばかりの思考が、益々値上を引き起こすだけなのだ。
こんな事が表沙汰になったのだ。
電化製品小売店は「今迄行わなかった人件費を上乗せ」する。
だから「店頭小売価格」を上げるしか無くなる。
まあ、良いだろう。
どうせ、そんな事を気づく人間は、そうそう居まい。
ただ問題が残る。
こんな「オッペケペー」な行政指導ばかりすればどうなるか?である。
そう・・・・・資本主義の原則を崩壊させる事になるのだ。
競争社会の中の資本主義であろう。
「企業対企業」の販売促進に関して「優位的地位」を採用するってのは腑に落ちない。
納品実績を上げる為に「飲食・ゴルフ」等の接待をするだろう。
当然「支払手数料」も発生するだろう。
これは「資本社会」に於いて「他よりも実績を上げる」手段なのだ。
弱い者が強い者へ媚び諂い、やがて強者になろうとするプロセスの一環なのだ。
ハングリーだから「何時かはトップになろう」と企業努力をするのだ。
そして「売上」「利益」を上げ、下請が元請に成長して行くのだ。
これでは「雇用人材擁護」の手段と、何等変わらない。
これでは「社会主義」と何処が違うのかを疑うだけである。
そう、これでは「ハングリー精神を持った企業が無くなる」事にもつながる。
法律で擁護された企業ばかりでは、経済成長はストップしてしまうだろう。
確かに日本人は「社会主義が世界一似合う民族」である。
常に「隣の芝生」が青く見え「マエナライ」が大好きなのだから。
今となっては「運動会の徒競走で“一緒にゴール”」する位である。
まあ、余り多くは語るまい。
語り過ぎれば「意味を弁えない世間の反発」が多くなるだけだから。
逆に「コメント」を求める自分もある。
今回の発言に間違いがあれば、どんどん指摘して頂きたい。
認識の向上と、これからの勉強につながる。
ただ、これだけは是非ともご理解頂きたい。
今回の事で考えなければならない事がある。
「足を引っ張るだけの行政指導」が余りにも多くなった事を。
「重箱の隅を突くような行政指導」が多くなった事を。
更に、本件に関らず「資本主義の原理原則」をお役所が忘れた事を。
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