そんなに叩いて面白いか？

「私のこころはすごく悲しいです」 ブログ炎上に高樹沙耶が綴る
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000004-jct-ent
(6月27日20時55分配信 J-CASTニュース)


この話題に関しては思い切り暴言を吐かせて頂く。

高樹沙耶さんが「一緒に建物を建てませんか」とページで広告。
「でも、お金は出ませんよ」と言ったに過ぎない。


よく考えればわかるだろう。

様々な旅行企画等に登場する「●●さんと九州一周の旅行」と同じなのだ。
通常はそんな企画に「お金を払って」参加するだろう。
芸能人と一緒に無料で過ごせる時間を貰うのだから別に問題無いだろう。
約3000件ものコメントが殺到したと言うが、何を言いたいのだろう。


タダ働き云々を示唆するのが、果たして正義なのか？

誰が犠牲者になったのか？

そんなに芸能人を叩いて面白いのか？

最早、投稿者のモラルを疑うほか無い。


更に考えればわかる事。

24時間テレビ等で「ボランティア」が沢山集まる。
多くの方々は「奉仕の精神」で参加しているだろう。


しかし、残念な姿も見かける。

テレビ中継でボランティアが「Ｖサイン」の姿。
更に「カメラ目線」で動く姿。
「こいつはテレビに映りたくて参加しているんだ。」

芸能人が行き来する度に目を輝かせて呆然と立つ姿。
「こいつは芸能人を直に見る為に参加しているんだ。」

そんな姿には「本当のボランティア」を見る事が出来ない。
だから、このテのボランティアには、文句を言わずに参加する方が多いのだろう。
元々「お祭り騒ぎに参加している」認識しか無いのだろうから。


だから聞いてみたい。

街角で「赤い羽根運動」を一生懸命行う「ボランティア」がどれだけ居る？
ワタシも幾度か参加したが、本気で参加する人間は「稀」だ。

まして「老人介護」に参加する「ボランティア」がどれだけ居る？
資格取得をする研修期間や、学校の単位取得だけ参加するだけだろう。

つまり・・・・・
「自分の利得にならない奉仕には参加しない」

そんな感覚で「ボランティア」を捕らえてもらっては困るのだ。
それ自体既に「ボランティア」では無いのだから。


だから、書き込んだ3,000人の方にお尋ねしたい。

「あなたは“赤い羽根運動”で街角に立った経験がありますか」
「あなたは“困って居る方の援助”を行った事がありますか」
先ずは居ないだろう。


ボランティアの認識を間違えているから、こんな事になるのだ。

世の中も寄ってたかって虐めるものではない。

もう一度「ボランティア」の意味を考えろ！


【7/2追記】

これに関する「2チャンネルでのやりとり」の掲載があった。

http://d.hatena.ne.jp/claw/20080627

本当かどうかはわからない。
しかし、誘導したのが「中学生」の表記があったが、何とも切ない。
もしも本当に中学生なら「凶器となった狂気のパソコン・携帯」の存在になる。
中学生のお子さんをお持ちの方が見ていらっしゃったら、考えて欲しいと思う。