「会社の夜逃げ」を考える

連休明けにお客さんと東京へ車を走らせる。しかも「緊急の用事」であったりする。
月末の振込予定だった「命をつなぐ筈の資金」が振り込まれていない為に。
金額は半端ではない。外注費・材料費・手形借入を支払う1,000万円であるのだから。

実は相談を受けた際に「胸騒ぎ」がしたワタシだった。
それは「地元の取引業者」ではなかったからである。
「とにかく今日時間を作るから」と、彼の連絡を待って彼の車に乗った。

東京までの道中、その企業の詳細を改めて知る。
「一度倒産した人間が代役を立てて会社をやっているんです。」
その言葉に「もしかして」の不安だけが走った。

足立区梅田のマンションの一角にある事務所に着く。
外から電話をかけ、居留守をして居るかの確認をして呼び鈴を鳴らす。
・・・・・やはり居ない。

59歳と56歳の「妙な関係の男女」がやっている事業所との話だった。
しかし受注金額が500万の際も、現金で振り込まれた実績から仕事を請負った。
まさか今回が「滑りオチ」になろうなんて、彼は夢にも思わずに。

らちが明かないからと「その他に事業所があれば行こう」と岩槻へ向かう。
周囲に沢山の似たような工場が並ぶ「半分住宅街」と言った街並みに着く。
ここで「今日一番の胸騒ぎ」を覚え、周囲をうろつく。

するとバラック建ての事務所があった事に気付く。
「ここに事務所があったんだ」ワタシは彼に言う。
「でもあまり使ってないみたいですよ」とワタシに彼は答えた。

「もしかして」　ワタシはとっさにドアノブに触れる。
何と「鍵が開いている」ので、驚いてしまった。
そして「ごめんください」と言って事務所の中に入らせて頂く。

机の上に走り書きを発見する。
「弁護士に依頼したので協力してください」と電話番号が付記されている。
そう、何処から見ても今日書いた「夜逃げ」の走り書きだったのだ。

ワタシも56歳の男性に、ほぼ同じ状況で逃げられた。
被害額は「連帯保証債務」を含め2,300万円。未だに返せる訳など無い。
同じ人間が隣に居る状況に、とてもじゃないが居た堪れなくなる。

ひとくくりにしたくは無いが「ベビーブーム世代」にワタシは数多く裏切られて来た。
「今度こそは」と信じて「近い先輩」を沢山信用した挙句に逃げられて来た。
また同じ世代の裏切り行為に、何ともやるせなさだけを感じる。

このブログをご覧頂いて居る方にも「昭和25～29年世代」の方がいらっしゃると思う。
明日訪問する顧問先の社長と専務は、その世代なのだが「裏切り」は無い。
しかし100人のうち10人も居なかったと考えざるを得ない「奇蹟的な人間」である。


お願いだよ。「昭和25～29年世代」の方！　信じさせてくれよ！
どうしてそんなに裏切り続けるんだよ。
自分さえよければいいのかよ！

今日の予定に入って居た「26年生まれ」の「ドタキャン」に、殊更それを思う。
先月「顧問契約をした筈なのに」何故か「今月は来なくて良い」話にそれを思う。

「調子の良い事ばかり言って段取りさせて・美味しいものを安く叩いて吸った挙句にポイする」
あなた達世代は、そうやって我々に「貧乏の置き土産」をするのですか？


今日は思い切り愚痴を書かせてもらおうと思った。
だから、もうヤケだ。実名を書いてうさを晴らそう！

現在「マクサム運輸」になった「福島電鉄運輸の元社長」鈴木鴻明！
我田引水で「自分の会社に違法軽油を売って儲けた金」は返済せずに自分のものか？

それに乗せられた裏切り者「㈲東北ビジネス情報／㈱TBI」佐藤亘！
お前の様な悪魔に借金をおっ付けられた俺は、永遠に苦しむだけなのかい？

ずっと逃げて居る、ワタシの取引先「㈲有里企画」中村敏子／成田！
「一度駄目にした事を反省して良い仕事を提供します」ってのは嘘っぱちなのかい？

何を言っても「不況風」が吹くだけだ。
まして「あてにしていた命の金」がなければ、ワタシとお客さんが滅びるのみである。


お金はもう借りる事は出来ない。
命はどうなって行くのだろう。

我々も「夜逃げ」って事をしなければならないのか？
いや・・・とにかく「天の声」を期待しないにしても、風を待つしか無い。