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izaブログで名を売らせて頂いた原点の「戯言」が書いてある「過去帳」です。 忘れたくない原点ですので、更新はしませんが、削除もしないスレッドです。
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「東大生のノート」の秘密を探れ 膨大な情報…体系的に整理
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081102-00000509-san-soci
(11月2日11時50分配信 産経新聞)


書く事・考える事を抜きにして、パズルの様になった教育。
そんな中で、改めて「書く事の重要性」を問い質したヒットなのだろう。

「あ、わすれた。」

そんな事を言う方々は「メモをする」と言う行為をすっかり忘れて居る。
元々、そんなに重要では無いと言う裏付か、知らぬ振りの言葉だろう。

しかし、寺子屋教育は「何度も繰り返して憶える」が基本だった気がする。
それは「心に書き留める事」が基本だからだと思う。
しかし、現在の「パズルの様な教育」は違うと思う。


そこで、昨日のテレビ番組を取り上げてみたい。
「さんまのからくりテレビ」である。

その中で「GTO下地先生のウキウキ家庭訪問」と言うコーナーがある。
何時も楽しみにして居るワタシ。
昨日も下地先生に大きなものを教えて頂いた。

「今の腐れ切った教育現場で、録画して見てもらいたい。」
そんな事を心から思った放送だった。
何せ「下手な教育マニュアル」を遥かに超えたものだったからだ。

今回の現場は「特別編」
埼玉県の廃校になった中学校へ行った。

様々な授業があり、何時もの「和やかな光景」が繰り返された。
しかし、今回はチョッと違った。意外な展開だった。


最後にある女性が手をあげて一言。

「先生、私の事が誰だかわかりますか。」

何と下地先生は、間髪入れずににこやかに答える。

「旧姓○○さんでしょう。今は○○さんになったけど。」

そして、こんな事まで言ってのけた。

「あなたは昔から“と”の字が一筆書きで書いていましたよね。」
「お手紙を頂いた時から、私はわかっていましたよ。」

遠く離れた20年前の教え子の事を、下地先生は事細かく憶えて居たのだ。
しかも「フルネーム」で言うのだから、記憶を超えた何かがあるのだろう。

それは「メモをする」と言う記憶の方法では無いだろう。
そう「心に書き留める事」以外の何物でも無いと思う。


そして、先生は、後から入って来た教え子を含め最後にこう言う。

「皆さんの卒業証書がありますよね。」

「実は私、校長先生に頼んで名前を一人ひとり書かせてもらいました。」

「先生にとって生徒は、一人ひとりが自分の子供だと思うんです。」

「子供の事を憶えて居ない、憶えられない親がいるわけがありませんよね。」

「あの頃は、本当に何も力になれなかった未熟な私です。」

「だから最後にしてあげられる精一杯の事をしました。」

「もしも今、私があなた方の担任だったら、もっと沢山教えてあげられるのに。」

「本当にみなさん。ごめんなさいね。」


駄目だ。
涙もろいワタシは、思い出してまた涙が溢れて来る。
それが、本当の学校教育であり、本当の信頼関係での「先生」だと痛感した。


イマドキの先生は、果たしてどれ位生徒の名前を憶えているのだろう。

幾ら「東大ノート」があっても「心に書き留める事」が何人出来るだろう。
そして、どれだけ生徒の特徴をつかんで「心に書き留めて」いるのだろう。
始めはある意味「色眼鏡」で見ていた下地先生が、今日はとても輝かしく見える。


下地先生がそれだけ優秀な教師かは判らない。
少なくとも「教頭」になってもおかしくない年齢だ。
しかし、今の文部科学省の枠に当てはめれは「優秀な教師」では無いのだろう。

学校教育やモンスターペアレントの問題が沢山ある現在。
それが何故起こるのか。
それをたった1時間もかからず教えてもらった気がした。


だから、文部科学省の方々へお聞きしたくなった。

単に、パズルの様に組み立てて「事なかれ」で作った「マニュアル」と言う愚書。
そんなつまらんマニュアルには一体何を書いてあるのですか。

そして文句を言う事を趣味として居るPTAの方へ聞きたくなった。

子供が本当に好きな食べ物を知っていますか。
作って食べてもらってますか。


病んだ現場の人々は、下地先生を見習った方が良いと思うのだ。

何となく「書き留める」と言う意味で、こんな事を思った。




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acchonpurike@k3.dion.ne.jp

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