「マンション販売の減少」に「必要性の変化」を考える

全国マンション発売、26．7％減＝16年ぶり10万戸割れ－08年調査
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090219-00000106-jij-bus_all
(2月19日17時2分配信 時事通信)


不動産の供給過剰は「大手不動産の崩壊」まで招いて居る現状がある。

そして、現在の不景気風が吹いている事を考えれば、売れないのが当たり前だ。

まして「マンションが売れてます」ってニュースが出る事がおかしいのだ。


そこで「売れなくなったから考える必要」と言うのは無いだろうか。

世の中に存在する商品は「必要無いから売れない」のが原点である。


そこでよく考えれば良い。

最近の若者は「車に対するステータス」を求めなくなった。

それだけではなく「必要ない」と判断しつつあるのだ。

だから「当たり前に売れていた」そんな車が売れなくなっただけではないのか？


マンションが売れないのは、決して「高いから」だけでは無いと思う。

たったひとつ、以前問題になった「手抜きのマンション」を考えれば良い。

「マンションは売れば儲かる」と言う観念だけで販売した結果と考える。

その結果「戸建住宅は安心ですよ」と、ハウスメーカーが足を引っ張るだけだ。


以前は「副業と資産価値の為に買いましょう」の話はあったが、今は無い。

資産価値どころか「売れば損する」では、魅力的な商売では無いだろう。

その上「家賃を安い処に求めましょう」と、賃貸物件でさえ余って居るのだ。


ワタシは何時も仕事柄「世の中では何が今必要とされて居るのか」を考える。

様々な方々がワタシの事務所を訪ねられる際に、様々な答を返す為に。

当然「地域性」でも「必要な物」は変わって来るので、勉強を欠かさずに。


現実として「東京の偉い経営コンサルタントの先生」が、頓珍漢な講義をする。

地域性を省みず、周囲の状況を考えないと「その場所で売れるもの」が判らない筈。

しかし「東京で売れてますから」と、真に受ける人間が可哀相になって来る。


だから「原点」を考えるだけで良いと思うのだ。

福岡・大阪・京都・東京・東北でそれぞれ「うどん」を食べる事を考えれば良い。

それぞれに「それぞれの地域が必要としている味」になっているのだ。


だから「企業が物を売る」と言う感覚は「周囲の状況」をかみ合わせる。

そんな基本的な事を考えないといけない時代になって来たと思うのだ。

「売れない」のではない。世の中が「買いたく無い」のである。



ん・・・　仕事の話の様なモノを書いてしまったな～。

久しく講演依頼も無いので、自己満足で「講演」っぽく書いてしまった。





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