格好つける事は無い！素直に「在庫調整」と書けば良い話だ

トヨタ、異例ともいえる「プリウス新旧モデル併売戦略」　現行モデルの価格引き下げでホンダに対抗
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090119-00000000-sh_mon-bus_all
(1月19日17時20分配信 MONEYzine)


製造業の多くが「生産をせず在庫調整に走った現状」がある。

しかしこのニュースに、そんな話を微塵も感じさせられずがっかり来る。


何でそんなに格好つけた報道しか出来ないのだろう。

こんな報道は「トヨタがボロ儲けして居る」って程度にしか映らない。

現場の状況は、明らかにもっと緊迫して居る筈であるし「下請」も同じだと思う。


まあ「ニュースの内容はこうして」とトヨタが言った結果の報道なのだろうか？

それとも「書き方の判らない報道側」が書いた事なのであろうか？

いずれにせよ「全く以って大バカヤロウなニュースだな」と笑えない。


でも、世の中が余りにも可哀相で不憫に思える時がある。

何度か書かせて頂いたが・・・・・

「作れば給料がもらえる」と未だに思っているのだろうから。

現実の「売れれば給料がもらえる」と言う事をどれだけ認識して居るのだろう。


・・・・・無いな。ほとんど。



だから「派遣切り」の理由が理解出来ないのだろうと思う。

そして未だに「製造業の高額給与」だけを求めてしまうのだろうと思う。

悲しい。余りにも理解されない事が悲しい。


そこに拍車を掛ける様に「知った様な評論家」が煽って来る。

そう「製造業の収益に関するメカニズムの原理原則」も理解せず。


「売れなくなったら人は要らない」ってのは「基本中の基本」だ。

そして「資本主義の原理原則」である事を忘れてしまったのか？

今、世の中で大騒ぎしている内容は「社会主義」への回帰要求でしか無い。


よく考えれば判るではないか。

「毎日ガラガラになって人が一人も来そうに無いお店」を考えれば良い。

売れない物を置いて、買う人が居なくて、給料なんか払えるか？


そんな単純明快な話の延長線が「工場の派遣切り」なのである。

「自分さえも買わない商品」を作って居るだけだろう？

そんな事で「お金がもらえる」と考えるのが間違いだろう。


だから、このニュースに対しては「製造業の更なる危機感」を読むべきなのだ。

まあ「今迄と同じお金がもらえない」って感覚だけの方々が増えた日本。



ひとつ一つのニュースに「何か隠されて居るな」と思ってもらえないだろうか？


今日は何となくそんな事を切に願いたくなった。



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