武富士に業務改善命令？返済取立の是非を考える

世の中は、消費者金融を「鬼」の様に書き立てる傾向にある。

武富士は「取立したから」新銀行東京は「取立しないから」問題になった。

さて・・・どちらが正解か？を考え、書いてみたい。

武富士に業務改善命令、不正な取引記録と悪質な取り立てで＝金融庁
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000297-reu-bus_all
(5月16日17時18分配信 ロイター)

ワタシは「消費者金融」の味方ではない。

しかし、こんな記事を見ると「？」の気分にさせられる。

そもそも日本って国全体の「常識」を疑う。

「借りた金は返す」これは当たり前の話ではないか？

無計画にお金を借りるから悪いのである。


「本当は返せると思って」「結果的に迷惑をかけてしまいました」

そんな言い訳ばかりを並べ、保証人や債権者への支払を逃れようとする。

まるで「詐欺の常套手段」に他ならない。

そして、そんな輩は「犯罪者」にならない。

本当は「犯罪者」であってしかるべきなのに、取締る法律は存在しない。


単純に考えればよい。

期日通りお金を返さないから「取立て」が発生するのだ。

記事には、取立ての詳細が記載されていない。

類推でモノを申し上げる事はあまり好きではないが・・・

多分「悪質な取り立て」とは「単なる訪問」だったかも知れない。

それとも「執拗な職場への電話」だったかも知れない。

ご自分の事を振り返って頂きたい。

貸したお金を返してもらえなかったらどうするか。

結果的に「同じ事」を行わないか？　電話・メール・訪問は当然であろう。

ご商売をされている方も同じであろう。

売上が入って来なかったらどうする？

まあ・・・それ以上の事は申し上げても仕方あるまい。

まあ・・・お役所も利口ではないと痛感する。

無責任にも程がある、「払いたくないから」との破産宣告。

たった200万円程度でも簡単に「やーめた」と行う。

義務そっちのけで「権利」ばかりを行使する輩。

そんな輩を増やすから、消費者金融は泣くしかないのである。

当然「悪の構造」は波及する。

「保証人」になってもらった人間も泣くのである。

そしてまた「破産宣告」を行う。

これでは、日本も駄目になる訳である。

局面を変えて考えてみよう。

新銀行東京は「多くの不良債権」を抱えた。

取立てを積極的に行わなかったのがその理由である。

世間は、それに関して「何故取り立てない」と非難した。

本件は「何故取り立てるんだ」と非難する。

一体どっちが正解なのか？

結局・・・　同じ「金融機関」であり、同じ「金貸し」なのだ。

今の世の中「一生懸命」は支持されないのだろう。

だから「一生懸命取立てした」となると非難されるのでもあろう。

こんな事ばかりが現実としてニュースに報道される自体「ナンセンス」

「福田はどうの」なんて言っている場合ではないだろう。

日本の経済を隅っこから壊しているのは誰か？

「始めから返すつもりの無い多くの国民」なのである。

彼等は最終的に「税金にぶら下がる」のである。

これは本当に「国民の権利」なのか？

もう、政治家に文句を言っている場合ではないのだ。

よく考えなければいけない事だと痛感する。