犯罪者に「社会奉仕」って「諸外国の猿真似」だよね？

犯罪者に「社会奉仕」導入へ＝懲役刑の一部執行猶予も－法務省
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081230-00000043-jij-soci
(12月30日13時3分配信 時事通信)


このニュースに、とことん「日本の独創性」が無い事を感じた。

確か社会奉仕の手法は既に諸外国で行われて居る事である。
その様は「他で成功した線路を猿真似して引く」って事にしか見えない。


しかも、今更「社会奉仕」と言われてもどうだろう。

果たして現在の「犯罪を受け刑罰に処された人間」に理解可能だろうか。

何と言っても「食べる物が無いから」とか言って刑務所を望む方も居る。
そんな方々に「倫理」で構築される「社会奉仕」が理解出来るだろうか。


まあ「ひとくくりにして物事を考える事」を止めれば良いだけだ。

「目には目を・歯には歯を」って訳では無いが・・・

物を盗んだ人間には「物を作り販売する苦労」を与える。
家族の存在を無視した人間には「高齢者のおむつ取替え」をしてもらう。
そんな風に、それぞれの状況に応じた対応であれば問題が無い。

しかし「窃盗事件の人間」が公園掃除をして、効果があるだろうか。


更に考えられる事は、もっと恐ろしい事である。

「受刑者がボランティアをやってますと言う報道」をしないかと言う事だ。
バラエティ大好きの国民風潮の中「カメラ撮影の可能性が無いか」だ。
まして「正義を語る弁護士団等の押し問答」が始まるかも知れない。

まあ、いずれにしても、もっと基本的な事から考えられないものだろうか。


それじゃどうすれば良いのか？それは昔を振り返れば良い事だ。

受刑中にそれなりの技術を身に付けて居る方の存在を考えれば良い。
大工の技術を持った方は「工務店に無償修行」に行った。
それを復活させれば良いだけではないのだろうか。

不況とは言えど「中小企業の人材不足」は困窮を極める。
世の中で「仕事が無い」とは言いながら「時給が安い」で就業しないから。

ならば「中小企業への人材無償提供」と言うのもやぶさかではあるまい。
それを「ボランティア提供」と考えれば良い事だけだと思う。

そうなれば、人件費を節約出来た会社には「余剰資金」が生まれる。
余剰資金が生まれれば「経済効果」として有効であろう。
これ程「景気回復を促す物」はないと思うだけだ。

更に、外部に受刑者である事を公開しなければ良い。
そう、本人にも差し障りはあるまい。


何故そこまで考えないのであろう。

猿真似をするのは結構であるが「現状に沿った考え」も必要だろう。


官僚は「金銭の無駄遣い」だけでなく「発想の無駄遣い」もしているだけだ。



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