「短期労働者派遣事業撤退」について考える

フルキャスト、短期労働者派遣事業から09年9月末めどに撤退
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081003-00000914-reu-bus_all
(10月3日19時23分配信 ロイター)


最近の国のやり方は、余りにも卑怯この上なくて、涙さえ出て来る。

規制緩和に民間を踊らせ、様々な民間企業に様々な組織を作らせる。
それを「イチャモン」をつけて奪う姿が、余りにも目立って居るのだ。


その姿は・・・・・

穴を深く掘らせて、その穴に向かって「お前が入れ」と言って居る様なものだ。
そして、首まで入った姿を見て、土を掛けたと同じ状況である。

グッドウイルの「日雇い派遣」に隠された状況を知る人は理解可能だろう。
それをきっかけとして「作った福祉施設」を奪うが如き行為をしたのだ。


体裁の良い「見せしめ」に、世間は「悪いグッドウイル」だけを非難する。

そしてある意味世間は「厚労省は労働者を守る」の印象になる。
何も知らずに「騙されている世間」が、余りにも可哀相に思えてくる。

厚生労働省が企てたものなのかどうか、それは判らない。

しかし、現実的に「厚生労働省の下」で行われた事なのだ。


そこで「次に何が起こるのか」を考えてみた。

起こって頂きたくない話だが・・・・・
「雇用問題の見せしめ」の後は「老人福祉施設の編成」になるかも知れない。

過去にブログ立てをさせて頂いたが、グッドウイルは「老人福祉施設」を持っていた。
沢山作り上げたが、見せしめと伴に「取り上げ」を行使されてしまった。


そこで考えた事がある。
最近の「医師会」の動きが不自然である事である。

そう、付属法人として「社会福祉法人」を持つ事が多い「医療機関」
それを考えると・・・
「社会福祉法人以外の老人福祉施設は潰せ」の話になる可能性がある。

つまり「グッドウイルの取り潰し」に笑って居た「最大手」の存在が危うい。
ひらたく言えば「ニチイ学館」が笑って居られなくなる可能性があるのだ。


社会福祉法人は、通常民間法人よりも規制的に緩和されて居る法人だ。
ここで書くと誤解を受ける可能性があるので、詳しくは書けない。

そんな法人が「株式会社では出来ない事」が出来ると言う事だけは書ける。
だから、手法によっては「株式会社の施設」は、ある意味簡単に追い込めるのだ。


更に問題がある。

遠回りの書き方をしてしまったが、ひらたく言えば簡単な事だ。

介護保険に関る事業所を、少なくする方針に変える可能性があると言う事だ。
もっと判り易く言えば「老人のケアは病院だけ」になる可能性があると言う事だ。

介護保険利用者を少なくし、病院利用にシフトさせる。
そうすれば「薬をもらうだけの高齢者」は病院を訪れ難くなる。

今まで100あった介護保険支出が50以下に下がればどうなる。
誘導されて、国民健康保険支出も80%程度に収まる可能性も出るのだ。
そうなれば「高齢者への補助支出」も減額される事になるのだ。


それは果たして良い事なのだろうか。

今まで国民は「家政婦代わり」に「介護保険を消費した」過去がある。
そして、予算はどんどん食い潰されて来た現実があるだろう。

それは果たして良かった事なのだろうか。

「日本の良心」を脆くも崩した、最近の「様々な国民補助政策」がある。
だからワタシは何とも言えなくなるのだ。


規制緩和と言うのは、様々な功罪を作って来た。


だから、今回も考えてしまったワタシである。



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