東国原知事が「宮崎県と言う名の会社社長」と言う事と解釈して考えてみる

「県民が行けと言うなら」＝衆院選出馬、検討も－東国原知事
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081005-00000016-jij-pol
(10月5日11時18分配信 時事通信)


本件が「中山さんの後釜で衆議院に！」の風潮からの話は理解出来る。

しかしあくまでも「心情的に理解出来る」だけである。


そもそも、今の世の中での「都道府県知事」の位置づけを考えてみれば良い。

昔は確かに「衆議院への登竜門」だったかも知れない。
しかし「地方の時代」となった現在は「大名」なのだ。
それを今更「旗本直参」になって、彼の本来の仕事が出来る訳が無いのだ。


現在「宮崎県」と言う「赤字会社」の改造に走る東国原さん。

その結果「黒字転換への道」に向いて居る事はご存知と思う。
だから東国原さんは「県知事と言う社長職」に相応しい。
そして「国会議員と言う陳情役」は不向きだと思うのだ。


世の中は、余りにも「面白さ」だけで東国原さんの事を見る。

しかし「現場優先主義」の東国原さんの原点を評価する方は少ない。
マラソンを毎日繰り返す事は「街並も現場」であるからだと思うのだ。


判り易く言えば「製品」は「工場」で造られるだろう。

その「工場」をチェックしないで「造り続けろ」と叫ぶのが「今の政治家」だ。
更に「こんな造り方では儲けられないだろう」と怒鳴るのが「今の企業」だ。
逆に「嫌な奴」と思われる程に「工場周り」をしたのが、他ならぬ東国原さんだろう。

そして「こんな造り方では信用を失うだろう」と言いながら「頭を下げ続ける社長」

それが、他ならぬ東国原さんだろう。

だから「製造現場と販売」との間に「信頼と絆」が生まれるのだ。
だから、全てが連結して、赤字から黒字の道に走れるのだ。
だから、宮崎県自体が「政治に刺激されて」どんどん元気になって行くのだ。


話は変わるが、東国原さんと田中義剛さんが出て居たテレビ番組を見た。

田中義剛さんの「社長業」を映し出した、さしづめ「現場レポート」である。
その中で、今の日本に「渇」を入れる「日本人が忘れて居る言葉」を聞いた。

店舗内のチェックの際、冷蔵庫に陳列してある商品を指差し、疑問を投げかけた。
綺麗に陳列してあったものの「食品保存方法の表示」をして居なかったのである。
それを見て田中義剛さんは、怒鳴る訳では無く、淡々とこう言ったのだ。


「これを一生懸命造った現場の400人の方に申し訳ない売り方だけはやめてくれ」


実に理に適って居る言葉と、大きく頷いてしまった。


これは「今の世の中」にあてはめて考える事が出来るだろう。
そして「判り易い政治経済」として、世の中も理解可能だろう。

この話は「食の安全」の話にもつながらないか。
「労働問題の根底」にもつながるだろう。

一生懸命造って、間違いなく消費者が食すれば「食の安全」が確保される。
真面目に働いた人が「当たり前の報酬」を貰うのだから、一生懸命働く。

「テキトウ・無責任・だらだら」で「時間だけ居れば給与がもらえる」と考える現場。
そんな「馬鹿げた現場」で製造提供される商品を、誰が「安全だ」と買えるだろうか。

「農水省の問題」「厚労省の問題」と、何も大枠で考える必要は無い。
こんな小さな「製造販売」と言う原点に戻れば良いだけなのだ。
そうして、解決出来る可能性が山ほどあると思うのだ。


まあ「イマドキのニホンジン」には、そんな事を言っても仕方ない。
おおかた「難解な方程式」の様にしか、聞こえないかも知れないからだ。


そんな意味で・・・・・
「これからの都道府県知事」は「会社の社長」としての感覚を持つべきだ。
そして、淡々と、粛々と任務を遂行すべきと考えるのだ。


東国原さんにそれを置き換える。
そんな意味で「社長職」以外を行えば「政治家」として消え行く運命になると思う。

そして、再度提唱させて頂きたいと思う。

都道府県知事の皆さん。
「公職としての社長職の存在」を考えましょう！
そして各都道府県の復興を目指してみませんか？


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