儲かったから大騒ぎ？ 漢字検定問題に考える

＜漢検＞検定料９００円値下げ可　不透明取引一掃で
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090418-00000050-mai-soci
(4月18日15時1分配信 毎日新聞)


そもそも「漢字検定」なんてものは「資格主義」の産物である。

「資格」と言う箱物を差し出せば「偉い」と決めた、今の社会が悪いのだ。

そこに目をつけた人間が「私財を投じて」財団法人を作った。

「検定料の高さ」は、受験する人間が少なかった時代の名残であろう。


世の中では「正論」が様々に飛び交って居た事件ではあるが逆も考える。

彼等の言い分はこんな感じであろう。

「俺が先陣切って特許を取った物に何が文句がある。」
「始めた時は、誰も見向きもしなかったじゃないか。」
「赤字の期間を私財まで投じてやってきたんだ。」
「その期間のお金を返してもらって何が悪いんだ。」
「誰も考えなかった特許の様な商売で儲けて何が悪い。」


まあ、何の事は無い。

「資格優先主義」となってしまった「日本」が悪いのだ。

「人の儲け話が大嫌い」の「正義の味方達」も悪いのだ。


もしも「漢字検定」と言うのが地味なままに来たら誰も文句は言わないだろう。

そんな事を振り返り「我が身をよく考えて」文句を言えば良いのだ。

「派手に儲けたから叩く」のではなく「地味に儲けている事」も振り返るべき。

公益法人の不透明な部分なんか、ゴマンとあるのだ。


にも関らず「大儲けした」との嫉妬が嫌になるだけである。

「斜に構えて物を見ろ」とは言わない。

しかし、問題が起きた時は「他はどうなのか」を考えるべきなのだ。


一点集中型で見るから、小さな騒ぎが大きくなるのだ。

そこで「何故一点集中型になるのか」を考えなければなるまい。

そう「集中して見せる為の背景」と言う事を考えるべきだ。

結果的に「マスコミは嫌い」と言いながらも、踊らされて居るだけなのだ。


再度言わせて頂く。

「資格優先主義」になってしまった「世の中の責任」は無いのか？

「瞬時の大儲け」と言うのは、結果的に「世の中」が作るものなのだ。

地味に儲けて「結果的に漢字検定よりも儲けている検定」はザラにあるのだ。



皆さん。足元に気をつけて歩いて下さい。





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