円高還元セール？偉い！・・・・・ケド気持は微妙

円高／円安
ワタシの関与先で「石材卸」の方がいらっしゃる。
中国から「ドル換算」で輸入して販売している。
それゆえ、ワタシもこのテのニュースは身近になる。
そして常に思う。
「一種の博打に近い商売も大変だ」

イオンとセブン＆アイ・ホールディングスは21日、円高還元セールを22日と23日の2日間にわたって実施すると発表した。
イオンは、全国の「ジャスコ」295店舗（沖縄県を除く）で、円高先取りとして「生活応援特価」セールを開催する。
商品は店舗によって異なるが、30-50品目が対象となる。
グレープフルーツやオレンジは、通常価格より3割強の割引になるという。
一方、セブン＆アイＨＤ傘下のイトーヨーカ堂は、全国のイトーヨカドー175店舗で、米国産フルーツや豚肉、ワインなど、今後の仕入れにおいて円高メリットが期待できる食料品約30品目を対象に実施する。
同社も、通常価格より約3割程度割引の価格設定としている。
［東京　21日　ロイター］


このような還元セールは、確かに消費者の味方で喜ばしい事である。
しかし、ワタシとしては局面が違う。

それだけ輸入に頼ってるんだな。

食料自給率云々の話もあるが、ワタシの専門分野と違うので話が変わる。

スーパーマーケットの命
それは「出来るだけ安く・安全なものを消費者に提供する。」
輸入に頼りきりであるから、今回のようにここぞとばかりに消費者にアピール出来る。
消費者は喜んで購入に走る。

ワタシはへそ曲がりなので買いに行かない。
中国の件もあり「本当に安全か？」と考えるから。
米国産牛肉の話を思い出し「豚肉も同じじゃないか？」と思うから。
防腐剤たっぷりのワインなんて飲みたくないから。

利益も「地元還元」になるかどうか解らないから。

大手スーパーはPB（プライベート・ブランド）を持っている。
確かに安い。しかし「それなり」である。
非難の意味で言っている訳ではない。
ワタシだって好きなPB商品はあるし、購入する。
でも「これだけは譲れない」ってモノは買わないだけである。
それは食品関連がほとんどである。

ワタシの買う野菜は、地元で作った物。
「曲がった胡瓜」や「虫が食った跡のある野菜」
虫が食べると言う事は、それだけ美味しい証拠である。
「虫が好かない」って言葉通りなのだから・・・

更に・・・
米は知り合いの農家から分けてもらって精米する。
例え「古米」であっても・・・
味噌・醤油に至っては、添加物を使用しない物をチョイスする。
確かに高い！でも少量しか使わないので、財布には響かない。

特段、健康に気を使って居る訳ではない。
PB商品のほとんどは、口の中に満足感を感じないものが多い。
食の楽しみを失いたくないだけである。
味音痴にだけはなりたくないのである。

食品以外の輸入商品は「壊れたら終わり」
「安かれ・良かれって無いもんな～」
簡単にあきらめられる。自分の体とは関係ないから。
でも、自分の体の神経は壊したくない。「味わう神経」だけは。

円高還元・・・・
何となく微妙な気持