公務員ってのは「退職金の魅力」ってものがある。
しかし「これって何だろう?」そんなニュースがあった。
メディアはこれをもっと報道しなくてはならないのでは?
太田前知事の退職金8,352万円、返納はあり? なし?
記事によると・・・
府によると、太田前知事の退職金は2期あわせて8,352万円にのぼり、満額受領しているという。
大阪府民でなくても、これは文句の一つも言いたくなる。
彼女が「偽善者」であった事を象徴している。
更に記事にはこの様に書かれている。
実は、太田前知事自身も前任の横山ノック元知事に退職金の返納を要求している。
ノック氏が裁判で有罪になったからだ。
ノック氏はすでに亡くなっているが、生存中に完済できなかったため、現在も遺族が分割で返済しているという。
記事にはこのように記述あるが、そんな単純な話ではあるまい。
橋下さんに対する辛辣なコメントを彼女は述べている。
「私も大阪の財政を危惧しています。」
そんなコメントさえ、上っ面になってしまったのである。
確かに高額な退職金は「貰って当然」の向きがある。
公務員の方々にしてみれば「毎月沢山給与天引きされている」からである。
自治労・退職基金等への掛金や財形積立金。
結構な金額が差し引かれている。
毎月3万円を25年間引かれたら幾らになるであろう。
30,000円×12ヶ月×25年間=900万円
半額負担と言う事を考えれば
900万円×2=1,800万円
掛金には「利息」が付加される。
それゆえに25年間の利息を考えれば2,000万円になる。
まあ、当たり前と言えば当たり前の受給額になる。
しかし太田さんの場合「積立期間」を考えてみたらどうであろう?
8年間で8,000万円と言う事である。
果たして月に約42万/年500万円/計4,000万円を積んで居たのか?
まずは絶対にあるまい。
百歩譲って、太田さんが毎月20万円給与天引きされたとする。
20万円×12ヶ月×8年間=1,920万円
更に負担分1/2として
1,920万円×2=3,840万円
そんなに利息が付く訳無いのだからせいぜい3,900万円であろう。
確かに退職金には「付加ポイント」があり貢献度により増額する。
2,000万円貰う職員にも「貢献ポイント」が付く。
それじゃ、太田元知事はどれだけ貢献したのか?
全額返せとは言わない。
せめて「貢献ポイント」で貰った分は返しても良いのではないか?
多分7,000万円近くになる事に成るだろうが・・・・・
知事クラスになると「政治家」の域を超えるとワタシは思う。
それじゃ何?と言う質問にお答えする。
それは「雇われ社長」なのである。
会社が借金で大変な時に、実績の一つも上げないで「退職金」は有り得ない。
逆に「この退職金の一部を使って下さい」
これが本当に会社の為に行う行為ではないか?
ワタシが理事を務める学校法人の理事長を例に取る。
「園長が兼務になってしまうので、実質退職と言う立場を取りました。」
「資金は相応に充当しなければ運営に支障をきたします。」
「よって全額法人に寄付として資金繰入致します。」
こんな事を理事会にて発言・実践した。
株式会社とは違い、学校法人には「配当金」が無い。
これは地方公共団体も同じ事。
それゆえに「比較対象」とした事を考えて頂きたい。
ならば・・・・どうする太田さん!
問いかけても答えは返って来ないだろうけれど。
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