ワタシは「金融系コンサル」も生業として手掛けている。
今日もそんな側面から再度この件に関してモノ申し上げたいと思う。
ただ、誤解して頂きたくないのは
ワタシは新銀行東京の味方ではない
・・・・・と言う事である。
ワタシも昨日は興奮しすぎて「新銀行東京」を「新東京銀行」と表題標記してしまいました。
友人に指摘されて恥ずかしくて、今タイトルを変えてしまいました。
・・・興奮するとどうしようもないワタシの性格が露呈されてしまった。
今日はクールに行こう!
「新銀行東京」の経営危機問題で、設立時に業務運営の基本指針「マスタープラン」の原案を作成した際、当初は「開業3年後(2008年3月期)は単年度赤字」と分析していたのに、2004年2月の発表時には、都側が「54億円の黒字」と書き換えていたことが分かった。11日、プラン作成の中心メンバーが、毎日新聞の取材に証言した。都側が新銀行設立前から、あえて楽観的な見通しを作り出していたことになり、批判を浴びそうだ。(毎日新聞)
こんな報道して! 馬鹿じゃないの?
新聞では相変わらずこんな「非難」ばかり。
世の中の不安材料ばかりを掻き立てる。
報道ってモノがある意味「世の中の主軸」を担っているのだから「衿を正した」解釈で「垂れ流し」無く伝えられないものかと考える。
そんなに世の中の不安を煽り立てたいか?
ろくに知りもしないくせに「押付け報道」したいのか?
ジャーナリズムの傲慢に対する、ワタシの「金融系コンサル」としての毎日新聞の記事に対する意見はこうである。
「経営計画は夢と希望で書くもの」
「途中に軌道修正しながら現実に併せて変更するもの」
これがワタシの「金融系コンサル」としての業務である。
確かに公的機関であるから「安易な計画」はよくない。
しかし、これはあくまでも「白紙状態」での「基本計画」ではないか?
重箱の隅を突く様な、鬼の首を取ったような報道。
「事業計画の何か」を知らない「サラリーマンコラム」に憤りを感じた。
書いた方にお聞きしたい程である。
「貴方は公的事業の基礎計画を作成した事があるのですか?」
もうひとつの解釈は・・・・
新銀行東京銀行も「予定通り」「ご丁寧に」赤字になろうと何であろうと計画をひたすら実行した事にも問題がある。
前述の通り「軌道修正」を「3.6.9.12ヶ月」で行わなかった事である。
ワタシの小さな顧問先でさえも「6.9.12.18.24ヶ月の軌道修正」を行う。
ゆえに「管理体制のずさんさ」は言われても仕方無いと考える。
報道関係者や「責めに回った政治家」は「経済混乱」を巻き起こすつもりだろうか?
東京都側が示した数字をご存知か?
普通・定期合わせて1,000万円以上を預金している個人法人が9,610件/約477億円
更に中小企業の融資・保証先は13,000社
そのうち43%にあたる5,635社が赤字・債務超過状態
平均就業者数は一社当たり14.7人/人員数約83,000人
マスコミ報道の如何によっては「83,000人を路頭に迷わす」事も可能なのである。
預金者は法律である程度守られる。
しかし「不良債権を整理しろ!」そんな、ただ々安易な話を結審をしたとする。
当然、関連会社も倒産の憂き目にも遭う。連鎖倒産と言う奴だ。
通常どんな会社でも「3社」は取引があると思う。
単純計算で行っても「5,635×3=16,905社の倒産」が起きる可能性が!
従業員数を平均10人としても「16,905×10=169,050人の失業者」が出る恐れが!
これが「無責任な垂れ流し報道のマスコミ」の犠牲者になる。
これが「責任転嫁の政治家・経済界のドン達」の犠牲者になる。
多分彼らは言うだろう
「そんなの関係ねぇ!」
お前達は小島義雄か?
更に「国庫被害額」を計算する人間は誰も居ない。
失業者が出ればその分の「雇用保険」と言う「税金」が又支出される。
その額を小額計算してみると
169,050人×6ヶ月×150,000円=1兆5,121億4,500万円
6ヶ月後に就職出来るとも限らないので、更に支出は大きくなる。
更に「預金額の補償」を含めればどうなるか?
1兆5,121億4,500万円+477億円=1兆5,598億4,500万円
日本は豊かな国なので、大丈夫でしょう?
くだらん論争は早めに終わって「責任追従」を考えなくては!
「従事員全員をある意味の背任」として追いかける予算再構築を!
「借り逃げ」の輩を追いかけなければ!
まあ・・・やらないだろうが。
こんな事は「田舎の売れない金融コンサル」しか考えないので。
本当に日本は平和な国である。
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