ワタシの関与している企業にレンタカー業を生業としている会社がある。
レンタカーと言っても普通の車は貸さない。
光岡自動車のカスタムカーK-4とタイの三輪車Tuk-Tukを観光資源のひとつとしてレンタルしている。
貸し賃は「10分500円」 安いか高いかは皆さんの判断材料と、価格は崩さない。
先日、そこの会社が「鉄腕DASH」にTuk-Tukをレンタルした。
社長は「素晴らしい広告」と胸をわくわくさせ、天下を取った様な気持で居たようだ。
制作会社を通じていたもので、番組終了時は当然テロップに載る事は無かった。
彼はそれを期待していたのだろうが・・・・
しかし、ワタシはテレビを見終えた後「普通に業務完了だな」ってしか感じなかった。
折角パイオニアとしてのレンタル業を、テレビに出て、無碍にいたずらされるのが怖いからである。
しかし・・・・いたずらの様な事が発生した。
鉄腕DASHにはウチが車輌を提供した
そんな販売会社の告知を見てしまった。
テレビ局の対応は素晴らしかった。
元々「ヤラセ」を指摘され続けていた番組なので、トラブルだけはご法度。
車輌提供を名乗る業者は、業界仲間でもあまり好ましい存在ではない方だったらしい。
ワタシもごくたまに表通りを歩けない方の相談を受けるので、においだけはわかる。
そんな方々が表通りを歩けるように一緒に歩くのがワタシの仕事のポリシーである。
まあ「こんなもんだ」と言えばそれきりなのだが・・・・
テレビ局はトラブル防止の為、うちの顧問先まで切った。
何が後ろめたいのだろう?
ワタシはテレビが好きであった。
出るのも大好きだった。
しかし・・・・あまり好きではなくなった。
それは過去に全国放送で、しかも昼間の長寿人気番組に出た事が原因である。
関西ではナンバーワンを維持してきた人気タレントと素人がからむ番組でヤラセを何度も強要された。
放送を見ると穏やかで和やかな番組なのであるが・・・・・
エピソードに基づいてシナリオが作られ、挙句の果てにタレントがコケるシーンまで設定する。
限りなく一言一句間違えると不味い事になると言わんばかりに。
本番まで何度もリハーサルをさせられた。
その上・・・・・
ワタシは通常より「標準語」で話をするのに、番組では「方言は無いの?」の連続。
最後は・・・・・・
もう出なくても良いですから勘弁して下さい。
方言は過去に使ったかもしれませんが、忘れてしまいました。
そんな泣き言まで言った。
本番を収録した後、ワタシは頭の中が真っ白になった。
だから最後のパズル合わせみたいな奴をした記憶が無い。
テレビが放映され、地元の友人・知人に必ず言われた言葉が今でも頭にこびりついている。
変な方言使ってまで出る価値あったの?
まさにその通り・・・・・・
今でも後悔している。
そんな事もあってか、今回のテレビ局の対応は「こんなもんだろう」って処である。
スポンサーが油屋さんだから、微妙なんでしょうから・・・・・・・
たった二つの事例であるが・・・・・・
今のマスコミってのは正義は「視聴率」だけなんだろうか?
それはワタシのヒガミ根性からなのだろうか。
面白おかしくして、話題を起こして、視聴率を取る。
企業たるもの利益を追従する事は間違いではない。
次々とマスコミが上場し利益追求をした結果、ただでさえ利口でない国民が、マスコミの言う事を鵜呑みにして益々利口さを欠如して行く。
昨日の中国餃子の問題も、煽るだけ煽って最後は幇助。
・・・・・一体何なんだろう
ワタシはテレビが大好きだった
今も好きで居たい・・・・・だから
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