謝罪以前の問題では？ 茨城国保連合会着服事件

まず、全国の国保連合会の方々にお聞きしたい。

「決算報告」って言葉をご存知ですか？


＜茨城国保連合会＞10億円着服の疑いで元職員を逮捕
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080422-00000144-mai-soci
(4月22日23時13分配信 毎日新聞)

「ヘラヘラ笑った謝罪会見」「余所見しながらの言い訳」「総額10億」

何一つ取っても「お粗末をはるかに超えた」本件である。

大小関らず、事業を行って居る処では「収支報告」がある。
まして「公金」を預かっている機関であれば「一円違っても」問題になる。
それが「本筋」ではないのか？

取りあえず「組織図」から紐解こうと思う。

参考資料（茨城県国保連HPより）
http://www.ibaraki-kokuhoren.or.jp/02_shoukai/01gaiyo/gaiyo.html


総会が組織のトップに立っている。

そこの下に「理事会」「監事会」が存在する。

会見で「職員は返せないですからね」何て悠長な事を言っていた。
それよか、先に言う事は無いのか？

この組織は「決算報告」をやって居なかったのか？

何の為の「理事会」「監事会」なのだ？

10億円を単純に3年間で割ってみれば解る。
一年間に3億円以上のお金が合わないであろう。
その報告や、原因追及は全く行われて居なかった事になる。

その要因は簡単である。

一般的な「財務三表」を取り入れて居ないからである。

「どんぶり勘定」を指摘されても仕方無いであろう。

その上に、ここのホームページを見ると「異常発見」

収支報告の掲載が無いのである。


参考に、様々な県の国保連ページを開いてみた。


国保連自体「収支に関する情報開示」の必要性が無い

そう認識している可能性がある！

本件は「たった一人の確信犯」によって
「各組織及び国保連全体のずさんさ」
それを露呈した事件である。


一般企業は、すこぶる面倒な思いをして「決算書」を税務署に提出する。

社会福祉法人・学校法人・NPO等、何処を採っても「収支報告」は出る。

一般企業では「株主総会」特種法人では「理事会」を経て承認される。

もしも「違法行為」があれば「社長・理事長」の責任になる。


つまり、本件は「横領⇒逮捕」だけでは済まない。

「理事会」「監事会」が責任をもって弁済しなければならない。


茨城県国民健康保険連合会の理事さん！監事さん！

貴方達が「理事会」「監事会」で承認した「収支報告」ですよ！

貴方達が代理弁済して当然ではないですか？


折角ですから「負担分」を申し上げます。

理事会は「執行責任」

執行責任と言う事は「決算捏造の背任」になります。
よって9割を負担して頂きたい。

監事会は「承認責任」

承認責任も問われます。帳簿閲覧の不十分さが問われる訳です。
よって1割を負担して頂きたい。


誰かそんな判断を下して、回収を図る方は居ないのだろうか？

一般庶民が、無理繰り納めた税金なのだから・・・・・


青森県住宅供給公社の「二次災害」になった本件。

監査体制をしっかりして「三次災害」だけは避けて頂きたい。

よかったら各企業体に専門家のワタシが赴こうか？

貧乏コンサルタントには、誰も依頼しないと思うが・・・・・