「人材派遣業」の認識を誤解した人が沢山居るから・・・「グッドウィル廃業」とても好ましいことです！

昨日、大手派遣会社の方と話をした。
グッドウィルのお陰でエライ迷惑をしていると愚痴を聞いた。
だからこの際、世間の皆様に「派遣」の本当の意味を知って頂きたく書いてみる。

グッドウィル廃業へ＝7月中にも、日雇い派遣から撤退
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080625-00000023-jij-bus_all
(6月25日9時1分配信 時事通信)


そもそも、今回グッドウィルで問題になった業務は「派遣」と呼ばない。

だから世間の認識が変わってしまい、派遣会社が悪者扱いされるケースが出て来る。
昨日、馴染みの大手派遣会社の営業担当と話をしていた時は、聞いてて涙モノだった。

「派遣会社が全て悪者になって居る様な風潮なので、新規が取り難いんです。」
「結局“昔の口入屋のようなあこぎな業種”だと言われるんです。」

確かに気持はわかる。
「派遣業務」と「請負業務」がごちゃ混ぜにされているのだから。

だから、色々とお世話になった「派遣業務」の方の為に書いてみようと思う。


「派遣業務」には制限がある。

業種により「派遣」は出来ないのである。
建設業務、警備業務、および港湾業務に人材を派遣することはできない。
派遣社員を派遣先からさらに派遣させることはできない。

つまり、今回問題になったのは「派遣業務」ではない。
インタビューで「港湾業務」に携わった方の苦労が全国的に報道された。

しかし、この業務は「業務請負」と言う、別業種なのだ。


せっかくだから「派遣会社」の業務をおさらいする。

【特定労働者派遣】
派遣会社の社員を派遣するものである。

【一般労働者派遣】
一般的な派遣である。
特定の会社と契約書に基づき「期間労働」をする。
その中に「日雇い」同様のものがあるが、全て「契約書」の通りに保証される。

【紹介予定派遣】
就職する事を前提に派遣社員として勤務する。
期間内に企業と派遣社員が合意となれば直接雇用する。
まあ「試用期間」が派遣で、上手く行けば「正社員」と言う感じである。


これを考えれば、今回のグッドウィルで問題はどうであろう。

業務請負のくせに「派遣会社」の顔に泥を塗った事になる。
だから、世間は「派遣会社」に対して、誤解するのはやめて欲しいと思う。

そして世の中の表現も変えて頂きたいと思う。
「業務請負」を「派遣会社」と表現するのは、いい加減止めてもらいたいと思う。


難しい話になるが・・・・・

「商業登記簿謄本」と言うものがある。会社の概要を書いてある「公的書類」である。

判り易く言えば・・・身近なもので「権利書」ってものがある。
「土地や建物が誰の持ち物で」と書いた書類である。
それは皆様もご存知であろう。

会社にも同じものが存在する。
「どんな業務をやっています」「資本金は幾らです」「会社の社長は誰です」
こんな事が書いてあるのだ。


派遣と業務請負の大きな違いは、登記簿謄本を取ればわかる。

派遣会社：労働者派遣事業
業務請負：○○業（請負相手先と同じ業務）


国の証明を見ても、これだけ違う。だから、誤解してはいけないのだ。

だから、そんな誤解される表現を出来るだけ無くして頂きたい。

グッドウィルで問題で、切にそれを感じた。


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［追記～いつもお出で頂いて居る方へ］

昨日のブログで、様々な理由があり「ブログを書くのは止めよう」と考えました。
政治問題に突っ込みすぎて、ある意味排除された事を理由に。

しかし、一晩考えて「しばらく直球表現をやめれば」と考えました。
逆に・・・・・
どんな事があっても「世の中で誤解されて居る事」を中心として書こうと決めました。

今回の記載も「派遣業者が余りにも可哀相」と考えて書きました。
そんな事を織り込んでこれからも精進するつもりです。

またお出で頂き、ご覧頂ければ幸いです。