なるほど・・・・・品不足が起こるのは当たり前だ。
世の中が「ウナギ偽装」に夢中になって居る隙に、これは反則だ!
これ以上説明の要らない残念な背景が見えて来た。
本件記載をご覧になった関係各所の方には是非反論をお願いしたい。
そして、正々堂々「貴方の認識違いです」と申出て欲しい。
業務用バター5000トン緊急輸入へ、家庭用供給増を促す
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080626-OYT1T00369.htm
(6月26日11時30分配信 読売新聞)
食料が不足すれば輸入する。それは今迄当たり前の様に行われて居た。
ワタシは「どの様な経緯で輸入されたか」までは余り関心が無かった。
何故なら、ワタシは「国産が安全」と輸入食品を否定して来たからだ。
購入しないモノに関してまで、文句を付ける筋合いを持たなかった。
しかし、経営コンサルタントとして「講演活動」も行う様になってから変わった。
世の中の視点を集約しながら矛盾を考えなくてはいけなくなったからだ。
「世間一般は輸入食品を中心に購入する」
原理原則を考えれば、当然実態解明に協力しなければならない。
それから、少量でも積極的に購入した。「同じ目線」で追って来た。
そうしないとフェアじゃないし「机上の論理」になるから。
そのお陰で、今回輸入決定の「ニュースの裏側」が見えた。
本件のニュースに戻り、お話させて頂く。
先ず、序文に書いた「呆れた納得」の理由を述べさせて頂きたい。
「農林水産省は26日、業務用バター約5000トンを緊急輸入」
これは対策としては良い事だ。しかし、輸入するのは何処の会社だ。
農水省所管の独立行政法人「農畜産業振興機構」
開いた口が塞がらない。むしろ、怒りすら覚えてしまった。
差当たりホームページを紹介する。
http://alic.lin.go.jp/
ここで「業務内容」ってモノを見て頂きたい。
国内対策の欄にはこう書いてある。
①農畜産物の需給・価格安定策
②農畜産業の経営安定対策
③農畜産業の振興などを図る事業
④農畜産物の需給に関する情報収集提供業務
先ず「たった一つの大きな疑問」が頭を過ぎった。
斜に構えた言い方をさせて頂けば、本当に③をやって居たのか。
農業が崩壊つつある現在を作った責任は無いのか。
だから「独立行政法人分割解体を早期に」との意見になるのだ。
この「国内対策」を見る限り・・・
言い方は悪いが「嘘八百」が書いてあるだけではないか。
この法人が「農業」を名乗る事自体、おこがましい。
再度申し上げる。
本件該当の①だけをやっていたから、農業が破壊された。
この際「輸入価格調整会社」とでも名乗ったら如何であろうか。
無論「税金納付の株式会社」として。
以前にも特殊法人の事を、当ブログでは書かせて頂いた。
国交省系財団法人の丸抱え旅行は「氷山の一角」ですから!
http://azkeiei.blog.shinobi.jp/Entry/43/
わかりやすい「公共用地補償機構」の問題点~お主も悪よのう・・・
http://azkeiei.blog.shinobi.jp/Entry/44/
単純に言えばこんな事だ。
世間を「バター等の乳製品不足のパニック」に堕とす。
それを国がらみで、天下り法人が輸入する。
言って悪いが、これは「行政の域」を越える行為に他ならない。
疑いたく無いが、これは「計画」だったのか?
日本にはまだ「悪代官と越後屋」の関係が存在する証明かも知れない。
裏付はある。 考えれば判るだろう。
序文に書いた通り、今日は「ウナギ偽装」に世の中は夢中になって居る。
その隙に「火事場泥棒」の様な事を行っているのだ。
世の中の目を避けるような決定ではないだろうか。
「何!火事場泥棒だと?」
そんな事をお怒りの方々に反論を申し上げたい。
「何故、商社に任せないのですか。」
「輸入すれば、販売差額が正当な利益を生み出します。」
「利益が発生すれば法人税も発生しますよ。」
「輸入消費税も発生しますから、即税収になりますよね。」
「特殊法人の輸入は税収が発生しないでしょう。」
「税収の事も考えれば、商社委託は当然です。」
中間マージン搾取の様な事だ。
「企業の見本」が何をやって居るのだ。
だから民間が猿真似をして「ウナギ偽装」をやるだけだろう。
もう少し反省して頂かなければならない。
だから・・・・・
このニュースは「品不足解決!バンザイ!」では無い。
単に「天下りの給料」を作ったに過ぎない。
商社に「利益は俺が取る」とストップを掛けたに過ぎない。
◇記事に関して何でもご意見を下さい◇
acchonpurike@k3.dion.ne.jp
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