「第二次世界恐慌」を示唆する「アメリカの顔の破綻」

米証券大手リーマンが経営破綻＝巨額損失引き金、破産法申請へ－救済協議が決裂
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080915-00000035-jij-int
(9月15日13時53分配信 時事通信)


「リーマンブラザース」と言えば1850年に設立された投資銀行である。

日本でも、あの「ライブドア」への投資を行った会社と記憶している。

しかし、リーマンブラザースがここまで来ると言う事の背景は何だろう。


世界恐慌を何とか個人投資家支援で乗り越えた歴史があった筈だ。
2001年9月11日に「アメリカ同時多発テロ事件」があった。
その時「世界貿易センタービル」に入居していたが、影響も跳ね返した筈だ。

まあ「サブプライムローン失敗」と言うのは、それだけ大打撃だったのだろう。
それを考えると「破産適用」は｢第二次世界恐慌」を示唆するものなのだろうか。


しかし、1920年代の「世界恐慌」と、現在の姿は全く異なる。

国民全体が「破産宣告と言う無責任の放棄」の蓄積が本件になる。
アメリカの経済状況が、バブルに溺れ、バブルに沈んだ結果なのだ。

国民の多くが破産宣告をいとも簡単に行ってしまえば「胴元」は崩れる。
そんな事は当たり前の構造になるだろう。


だから、本件に関して「日本人として考える事」があると思うのだ。

それは「対岸の火事」では無いと言う認識なのである。


ワタシは何度も、ブログにて「自己破産の是非」を書いて来た。

日本の金融機関は現在「それなり」に稼動している。
しかし、間もなく「リーマン負担」を余儀なくされる状況になるだろう。
当然、金融機関の機能と収益性はどんどん低下して行くだろう。

そこに「自己破産」を「毎日何人も何十人も」認めればどうなるだろう。
ますます金融機関の低迷に拍車を掛ける事になってしまうのである。


話は異なるかも知れないが・・・

2001年9月11日「アメリカ同時多発テロ事件」の影響を思い出せば良い。

日本の保険会社が、その補償をしたが為に「破綻」してしまったのだ。
保険会社を「金融機関の一部」と考えれば、ひとつの事件で大きな影響が出るのだ。

今回のリーマンブラザースに関しての影響を想像すると、寒い思いがする。
下手すると、また、何処かの金融関連業者の破綻を導く事になるのだ。


悪い事は連鎖するのだ。

だから、一つでも悪い要素は打ち切らなくてはならないのではないだろうか。
つまり、我々に出来る「最小限に協力出来る方法」を考えれば良いのだ。

そう「周囲の人間を破産させない」事だと思うのだ。
そして「自分は破産しない様に頑張る」事だと思うのだ。

楽な方法へ向かいたい気持は十分に理解できる。
しかし「小さな穴を沢山作った結果」が「リーマン」と言うダムを決壊させたのだ。


それを考え・・・・・

我々は「日本銀行」と言うダムを決壊させないようにしなければならないと思うのだ。
そうしなければ近いうちに「世界」が行わなければならない事が出てくる。

それは、歴史を紐解けば判るだろう。
「世界恐慌」の後に一体何が起こったのかを。

そう「第二次世界大戦」である。

「戦争景気」が一番国益を齎す事を考えれば「第三次世界大戦」はやぶさかではない。

そこも考えながら、我々は「破産宣告」の防止に努めなくてはならないと思うのだ。


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