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izaブログで名を売らせて頂いた原点の「戯言」が書いてある「過去帳」です。 忘れたくない原点ですので、更新はしませんが、削除もしないスレッドです。
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6病院拒否、事故女性死亡=救急車57キロ先に搬送-福島
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081218-00000076-jij-soci
(12月18日12時56分配信 時事通信)


先日も郡山から福島の病院に搬送されお亡くなりになったニュースがあった。

しかも「高齢者」の対応であった事が共通する部分である。


世の中は「たらいまわし」が先に来て「高齢者」を忘れて居る。

産婦人科の「たらいまわし」と呼ばれたニュースもそうだった。
そう「元々病気のあった分のケア」も含めて行う為の悲劇も重なったと思うのだ。


先日の郡山から福島に搬送された82歳の死亡のニュースに戻る。

その「先日搬送された福島の病院」に勤務する研修医が知人に居る。
ワタシは現実を把握する為に、興味本位を抜いて聞いてみた。
すると、こんな答が返って来て驚いてしまった。

「病院に幾等でも医師は居るんです。」

ワタシは単に「??????????」になった。
疑問に思い「何故」を問うと、実に明解な答が返って来た。

「使えないんです。」

つまり「免許があっても飾りだけ」の医師がゴマンと居ると言う事なのだ。
まして「元々の病気をケアしながら」救急対応が出来る医師が必要だった話だ。
だから、単なる「たらいまわし」では無い悲劇が多いと言う事らしいのだ。

過去に「izaブログ」でも、この事は書いた。
※参考:過去ブログ
医師不足は騒ぐ程の理由からでは無い
http://kohichi.iza.ne.jp/blog/entry/803461/


勉強は出来る。しかし実践が伴わない。
まして医師と言う職業にも関らず「血を見て倒れる」気の弱さ。
そんなラインアップが多いとの話に「医療の将来」が怖くなった。

多分本件も同じケースである可能性がある。
そう「医師は居たが、対応出来る医師は居なかった。」と言う事だ。
常識では考えられない話だが、これがどうも現実らしいのだ。


まあ、何の事は無い。

「理屈」で試験をすんなり通る人間の多くが「技術」に疎くなる。
「技術」がしっかり出来上がって居る人間の多くが「理屈」を紐解けない。
ならば「理屈」と言う「試験の存在」って、一体何だろう?

何でも「資格優先主義」で「筆記試験の結果」のみで判断する。
IQが良くてもEQが全く無視される世の中である。
そんな時代に「たらいまわしで死亡」と言うのは「当たり前にして起きる事故」なのだ。


だから、世の中のメカニズムや意識を変えなければいけないだろうと思う。

言い方は悪いが・・・・・
人間の身体と言うのは、ある意味「自動車のエンジン」の様なものだ。
下手すると「整備工場でエンジンの組立が可能な人間」は医師になれる可能性がある。

人の身体を治すのは「教科書」ではなくて「経験に基づいた感覚」ではないか。
そしてそこに「例え失敗しても一生懸命やる」ひたむきさが加われば良いのだ。


今の医療って何だろう?

正確無比に「教科書通り」にやらないといけない。
失敗すれば、遺族から鬼の様に責められる。
こんな状態ばかりでは、悲劇なんか幾等でも起きて当たり前になるだろう。


だから、この事件に「医師側」も「患者側」も考えなければいけないだろう。

そう「医は仁術なり」との言葉を思い出しながら。




◇記事に関して何でもご意見を下さい◇
acchonpurike@k3.dion.ne.jp







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コメント
無題
医師の数は少ないですよ。
OECDの調べによると人口1000人当たりの医師数は、日本はOECD加盟30か国中27位と最低ランクと証明されてます・・・
それでも世界が認めるトップレベルの医療を安く受けられるのは、ほかならぬ医師の『医は仁術』のおかげですよ・・・

それも医療崩壊したらなくなっちゃいますけどね。
盲腸手術に200万以上かかるアメリカ型医療か、ガンの手術を受けるのに一年待つイギリス型医療かどっちかになるでしょう。

教科書どおりにいかないから医療は大変なんだと思いますよ。盲腸でも症状が出る人出ない人、様々です。体型も効く薬も違う。それを診断するのは容易ではないと思います。
一部ダメな医者がいますが、どんな集団でも一部ダメな人は存在するものですからね・・・
【2008/12/20 08:00】 NAME[一般ピープル] WEBLINK[] EDIT[]
他にも問題があると思います
日本の健康保険制度が「医療を崩壊させた一因」とワタシは思います。

「治療をしても必ずもらえる」との安定感での医療側。
「負担額が少なくても診てもらえる」との安価感での患者側。

その結果、一体何が起きたでしょう?
世の中の方々が「そんな事知らない」なんて言わせません。

救急医療だって「タクシー代わり」の現実があります。
小さな傲慢が大きな悲劇を生みます。

それを考えると「国の経済まで影響を及ぼした」医療の問題にもなると思います。
【2008/12/20 12:56】
無題
車はバラバラにしても元通りに直せますが、人間はバラバラにしたら元通りにはいきませんからねぇ…。

体をバラバラにしないで、どこがおかしいのかを診て、それを治す…って医療は、車の修理なんかよりはるかに難しいと思う自分がいます。
【2008/12/20 06:22】 NAME[都筑てんが] WEBLINK[URL] EDIT[]
コメントありがとうございます
車の修理に例えたのは、多少強引な話だったかも知れませんね。
でも「見立ても出来ない医師」が増えて居る事も確かだと思います。
そして「患者側」での「早急に結果を求める事」にも問題があると思います。

何でもかんでも「鬱病」にしておけばそれで済む。
「診断の証明書」と言う「ペン一本・紙一枚」で尊厳が失われる事もある。
更に患者側の「言い訳」に使われて行く現在ではないでしょうか。

そんな現場を余りにも多く見たワタシだから「見立て本位」の話を書きました。
そこをご理解頂きます様お願い致します。
【2008/12/20 12:50】
無題
10リットルまでの水しか入らないバケツには、11リットルの水は入りきれません。

1リットルの水がこぼれてしまった事で、周囲の人間が「なんだこのクソバケツ!」と足蹴にしたら、

バケツが凹んで、10リットル入れられたはずの物が、9リットルまでしか入らなくなりました。

…っていうのが、今の日本の医療崩壊(ていうか、マスコミによる医療破壊)の現状。

教訓とかそういう以前の問題。

…。
……。
………。

…マスコミの医療破壊は大成功ですね。
http://punigo.jugem.jp/?eid=500
http://punigo.jugem.jp/?eid=495
http://punigo.jugem.jp/?eid=491
【2008/12/20 06:19】 NAME[都筑てんが] WEBLINK[URL] EDIT[]
見立てが9割
医者もクルマの修理も壊れたパソコンも病気の植物も
どこが悪いか分かれば9割方治したようなものですからね。
    知識+技術+技能+好奇心
機械モノはこれが出来れば修理の達人になるんですが・・

人間は生ものである上に感情があるので大変だ!
先の4つに加えて人間性が必須となれば一気に医師のハードルは高くなる
国家認定資格はあってもリスキーな仕事には手を出さない
だから、何年たっても 経験=心と技能=プロ が育たない
医師に限らず日本中が給料ドロボーのシロート集団になった。
今の量産型ニホンジンはこんな図式で増殖したんでしょう。

今回の経済破綻で日本のいろいろな側面があぶり出されて
本当の問題があからさまになったとき私は何が出来るか・・

しかし、仕事が無くなるのが予想より3ヶ月早いですね
あと3年は底が続くでしょうから
今死ねない私は、生き残りのプロを目指しますw
【2008/12/18 21:22】 NAME[ゆーぱぱ] WEBLINK[] EDIT[]
言われてみれば・・・
日本の古くからの言葉には「100%」は無いですね!
実力3分ツキ7分 段取り8分・・・
(おっと、くじらいだー@さんの領域だったかしら?)

そんな意味で今の世の中は、そんな事を考えないんですね。
【2008/12/18 21:32】


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