ほっともっと発足 欲得の内部分裂に見る事

せっかくブランドを確立した「ほっかほっか亭」

以前「ほっかほか亭」と言う看板に対し、裁判まで行い下げさせたではないか？

これでは「第二のＳＰＡＲ」になってしまう公算は大ではないか？

２０２８店で１５日発足　ほっともっと
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080514-00000012-nnp-l40
(5月14日7時7分配信 西日本新聞)

以前、本ブログでコンビニの話をさせて頂いた。

その中で「結束力の無いＳＰＡＲ」の話もさせて頂いた。

それは「本部が私利私欲に走るとろくな事は無い」と言う意味で書いた。

まさに今回は「崩壊の前夜」なのではと考えざるを得ないのである。

ケチを付ける訳ではない事を予め申し上げておく。

「出光石油」のキャッチコピーと変わりない「ネーミング」も安直。

「吉野家」よりずっと濃い目の「看板の色」も食欲をそそらない。

むしろ「ドトールコーヒー」に近い色は「弁当屋」として的確では無いと思う。

元を質して考えてみたい。

「ほっかほか亭」は「安価」で「庶民の為」の弁当屋さんではなかったのか？

何故「喧嘩別れ」して「看板替え」をして「馴染んだ名前」まで捨てるのか？

消費者は「価格の魅力」で購入を続けると思うが「もしかして？」は考えないのか？

もしも加盟店が「本部のアイテム」に満足出来なくなったらどうなるか？

当然、オリジナリティを求め、本部の看板を撤去したくなる。

「もっと面白い商品を」「もっと喜ばれる商品を」

そんな気持で羽ばたきたくもなるだろう。


まして、加盟店は「広告負担」等の負担経費が余りにも多いと思う。

本来見えてくる筈の利益が、結果として見えて来ない。

そんな気持で「フラストレーション」に陥って居る店もあると思う。


そこに「本部分裂」が起きて「経営指針」が変わったらどうなる？

続々と「力がある加盟店」が「反逆」を起こす事になる。

言い方は悪いが「質の悪い店」だけが残る事になるのである。

そんな状況が来る可能性が、起こり得ない事は無いのである。

ワタシの以前の顧問先に「日の丸亭」の看板を掲げて居た弁当屋さんがあった。

本部供給価格や負担金の多さに嫌気がさし、看板を取り下げた。

決別するかの悩みを聞いた時、ワタシは顧問先にこんな事を申し上げた。

「加盟金は勉強料。捨てても仕方無い。その分お客さんが持てましたよね。」

ある大企業の「注文販売」が主だったお客さんになった事もあったから。

現在もたまに「茶飲み話」をしに行くが、大口販売は続いて居るらしい。

決してワタシは「本部と決別して看板を下げなさい」とは言わない。

「悩まされる事が多い本部」なら、辞めて頂きたいだけなのである。

それは、逆の意味でもある。

「単に加盟店から金を吸い上げるだけの本部なら反則です」

「加盟店が儲けてからこその本部運営なのです」

そう申し上げたい。

分裂して、看板まで新しくしたプレナス。

「崩壊の前夜」にならない事を祈りたい。