システム障害の原因は単純ミス？今頃「外注業者」を叱って居るのかな？

採算性の問題からパソコン業界からほぼ撤退したＩＢＭ。

本記事に記載は無いが「システム作成者・ＩＢＭ」の批判は一言も見つからない。

三菱ＵＦＪ銀の発注に問題があっただけと判断する為か？

＜三菱ＵＦＪ銀＞システム障害　原因は単純ミス（１）カタカナと漢字、違い見落とし
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000016-maiall-bus_all
(5月13日17時14分配信 毎日新聞)

さすが、日本ＩＢＭ！

大会社ともなると失敗のスケールが違うと感服してしまう本件である。

本件はある意味「嫌味を込めて」書かせて頂く。

金融機関導入のシステムってもんは「儲かる仕事」と聞く。

下手に中途半端なソフトウエアなんか売るよりもはるかに効率が良い話である。

これはかつて「自称：金融系システムエンジニア」から聞いた話である。

何故「自称」と紹介させて頂いたのか？

それは彼が「バイヤー」であって、実際に作って居なかったからである。

日本ＩＢＭ辺りになると、ネーミングも規模も大きい。

しかしそれだけ利益を上げなくてはいけない背景も持っている。

それなりのシステムエンジニアを社員にするには、可也のコストがかかる。

それゆえ恐らく、相当たる「外注仕事人」を以って作業をしていたのであろう。

以前、介護保険請求システムの導入支援をしていた頃があった。

その頃、よく日本ＩＢＭのセールスエンジニアと行き合った。

ソフトウエアの価格が高額なので、可也吟味させて頂いた。

待ち合わせの時間に、幾度か話をさせて頂く機会があった。

勿論「ＰＣを知らないふり」をして、情報収集を行った。

Ｑ：ＩＢＭさんは名の通った会社だから製作する方が沢山居るんでしょう？

Ａ：いや、今はほとんどが外注ですよ。私達はそれを精査するんです。

Ｑ：このソフトも高額ですから、結構利幅があるんでしょう？

Ａ：これは技術支援料で皆様から頂く分があるので、それが儲けでしょうか？

Ｑ：それじゃ、一番利幅が良いのは何ですか？

Ａ：やはりＡＴＭに叶うものはないでしょう・・・

理屈は合った！そう思った。

それ以前ワタシは、ＴＫＣの会計事務所でシステム支援をしていた。

確かにソフトをインストールするだけで儲かった。

基本的な知識をある程度持っただけで「一台60万円」儲かった。

それゆえ今回思う事はただひとつである。

ネーミングだけでソフトウエアを選ぶのは危険であると。


本件に関しては申し上げたい事は沢山あるが、これ以上は申し上げられない。

・・・口が裂けても！