お判りの方はお判りだと思うが・・・
「NOKYOHブランド」衰退の影響が富士重の軽自動車「撤退」を産んだ。
そして今回は裏を返せば「トヨタ対日産・どっちが勝つ?」と言う話なのだ。
富士重の軽自動車「撤退」で起きる ダイハツとスズキの新たな「No1戦争」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080511-00000001-jct-bus_all
(5月11日19時5分配信 J-CASTニュース)
ワタシが初めて乗った車は「スバル360」である。
近所も「農家の方」が多い田舎町で育ったので「営農サンバー」もよく目にした。
富士重工の車は、小さい時から親しんだ車であった。
「農協」で多くの販売台数を確保したスバル。
時代の流れでか、農作業を行う方が「営農サンバー」に乗る事も少なくなった。
まあ、農作業をする方が少なくなった事や、高齢化と言うのもあるが・・・
ノスタルジックな話はここまでにして・・・
予め申し上げるが、少し非難する様相のある話をさせて頂く。
もしも間違って居るなら、訂正頂きたい話であるから。
ワタシはスズキ自動車の販売に関して、何時も「嘘」を感じていた。
「お陰様で登録台数・軽自動車№1」
これが以前のスズキ自動車の謳い文句であった。
しかし、実態は「№1になる為の販売先無しの登録」で維持してきた話がある。
それゆえに最近の逆転劇があるとワタシは考えている。
いわゆる「新古登録」
業界では当たり前の事なのではあろうが、ワタシはずっと納得出来なかった。
「作られた連続№1記録」には、何の魅力も感じないからである。
むしろ「嫌悪感」すら感じて居た。
そんなスズキ自動車が日産と提携した。 日産の車が全て「安っぽく」見え始めた。
カルロス・ゴーンの経営改革に嫌気が差したワタシ。
更に商品に「ミソ」が付いた気分になり、嫌悪感は更に増した。
初めて免許を取った時に「日産チェリー」に乗った。
あの爽快感に「免許を取って良かった」気分にさせられた。
しかし・・・ 日産に魅力を感じ、乗り続けて来た過去にさよならしたくなった。
「トヨタ=ダイハツ」ラインを日産が真似するのは結構である。
三菱・ホンダ・スバルの様に、普通車と伴に軽を作って来た会社と違うから。
「妙に無理する会社同士」と考えれば「納得」である話になってしまうが。
販売台数では2008年度にもスズキが逆転?
こんな記事表記でJ-CASTニュースでは“新たな「No1戦争」”と称した。
しかしワタシは、スバルの提携を「ダイハツ№1継続宣言」にしか感じない。
何を根拠で、こんな風に称しているのかが疑問である。
その理由は前述の「農協」にもある。
幾ら販売台数が少なくなった「農協」ではあるが「現在」はどうか?
実際、農協の整備工場には「スバル」「ダイハツ」の看板はある。
しかし「スズキ」の看板をあまり見た事が無い。
それゆえに、結果が見えるような気がしてならない。
だから「スズキ=日産=マツダ」ラインは本気になって立ち向かって頂きたい。
スズキ自動車が2年連続首位を逃したのは、きっと「体質の変化」が理由と考えるから。
以前の様に「新古登録」をしなくなったからであろうから。
ワタシは今まで「トヨタ系列」の車は一度も購入した事が無い。
それは「№2の発想と技術力」は№1を超えるモノと信じて居るからである。
「明日は№1になろう」との「あすなろ」の声がワタシは好きであるから。
しかし・・・ 残念ながらカルロス・ゴーンからは「あすなろ」の声が聞こえなかった。
【井上靖/あすなろ物語】より引用
あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。
でも、永久に檜にはなれないんだって!それであすなろうと言うのよ。
ワタシだって「経営コンサルタント」として檜に成れない事は判っている。
例え永久に檜になれなくても、一生懸命考えないと成長は出来ない。
成長が無ければ、お客さんに提供するモノが何も無くなる。
矛盾と現実の間にあっても、何かを信じたい。
それが世の中の全てを「本物」に変える事だとおもって居るから。
ワタシ一人でも考える事が「世の中を一歩でも良くする」と考えて居るから。
辛辣な「スズキ自動車批判」はこんな理由からであった。
多分「スズキ=日産=マツダ」ラインが№1になる事は困難である。
しかし「あすなろ」の声が聞こえれば大丈夫であると思う。
「No1戦争」は、本件だけではなく各地で起きて欲しい。
「小学校の学芸会では皆が主役」「運動会の一位不在」
そんな事ばかりやっていると「本当の№1」って何なのか判らなくなる。
もしもスズキ自動車がそんな意味で「本当の№1」を考えて居るなら・・
「本当に良い車だから№1になる」事を実証して頂きたい。
そんな返り咲きを期待したい、本件の記事である。
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