日雇い派遣廃止？寝惚けた話はやめなさい

「日雇い派遣」、原則禁止を提言＝規制強化に方針転換－厚労省研究会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080728-00000170-jij-pol
(7月28日21時1分配信 時事通信)


「馬鹿じゃないのか」

ワタシにとって、本件の感想は「たった一言」で終わる。


そもそも「何でもかんでも規制緩和」が原因ではなかったか。

ならば、少なくても「廃止の理由」をしっかりと説明して貰おうじゃないか！
「何でもかんでも規制緩和」は、どんな現象を起こしたのか判るだろう。

経済そのものを崩壊に導いた事を忘れたのか？

思いつきで施行し、止める時は説明も無くぶった切る様に止める。
国の政策は「介護保険制度の暫定開始」に代表される様に、お粗末極まりない。

まるで「悪用される事を承知」で、施行される政策が余りにも多すぎる。
片手落ちの駄々流しを反省するなら、今更「日雇い禁止」は無いだろう。

もっと真剣に原因追求を質し、悪用した業者を全て何らかの形で処分する。
そこではじめて「日雇い派遣の禁止」になる筈だろう。

そう・・・「寝惚けた事を言うのも程々にしろ！」と言いたくなる。


何故、こうなってしまったのか。理由は簡単だろう。

「現場に下りない机上論者が決定する」　それだけだ。

もしも「30日未満派遣」が禁止になったらどうなるだろう。
選挙事務等の広報関連の業務委託は、間違いなく30日以内だ。
政府関係・報道関係は、まさに「パニック」になるだろう。

衆議院が急に解散を発表して「さあ選挙だ」と言う時に簡単に人が集まるか？
まさに「自らの首を絞めている」そんなものだろう。

しかし、政府も馬鹿じゃない。　そんな類の業務には「特例」を認める。
それは決してフェアな事では無いだろう。
お得意の「我田引水」ばかりでは、世論を納得させる材料にはならない。


人材派遣の問題の原点は何かを考えないのか？

単に「再委託」するのが問題だった筈だ。
そう「人材派遣会社」ではない「業務請負」だけの会社に問題があっただけの筈だ。

以前も当ブログでは、その問題について触れさせて頂いた。

「人材派遣業」の認識を誤解した人が沢山居るから・・・
「グッドウィル廃業」とても好ましいことです！
http://azkeiei.blog.shinobi.jp/Entry/201/


ならば、日数の事などはどうでも良い問題ではないのか。

厚生労働省が「業務請負」を専門にやっている会社を規制するだけでよろしい事だろう。

これ以上「雇用の不安」を作ってどうするのだ。

もう、馬鹿げた話は止めにしてもらいたいものだ。


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