様々な機関の吸収合併を考える

＜仙台市ガス＞東京ガス、東北電力などが買収検討
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080821-00000043-mai-bus_all
(8月21日11時23分配信 毎日新聞)


午後からワタシの事務所に金融機関の友人来て、結構長い時間話をした。
その時の話と、ガス会社の吸収合併が同じ傾向と見たので書きたくなった。


電力会社は元々「日本発送電」から昭和26年に9分割したものである。
それを改めて「エネルギー会社」としての効率合併を望んでの話と考えた。
確かにそれは、今の時代に沿った方法であろう。


ご存知の通り、電力会社は「電気を作り供給する」のが仕事である。

世間では「儲けている」の意識が大きいと思うが、結構そうでも無いと思う。

発電所を作り、それを維持する。
電柱を埋設し、電線を張り巡らし、老朽化や故障した電線を張り替える。
山間部に高圧電力を流し、電気の無い箇所をひとつでも無くす事をする。

「電気供給」と言う意味で「電気設備製作会社」ではないかと思う時がある。
都市部に住んでいる方には余りピンと来ないかも知れないが。

たまに山間部を車で走り、電柱や高圧電線を見るとそう思うのだ。
そんな意味で「地下に埋設するガス管」を管理するガス会社と存在は同じだ。

だから「設備製作会社の効率的合併」と考えてしまうのである。


しかし「効率的合併はそれのみではない」事を金融機関の友人から聞いた。

むしろ「辞めて他に譲りなさい」の指導がある現在を聞いた。
金融庁の示唆で「金融機関が余って居る現状を回避せよ」があると言う事だ。

これから「道州制」が布かれた場合に起こる可能性があると言う話なのだ。
金融庁ではどうやら「元・相互銀行」の存在を消したいらしいのである。

基本的方針として「一県一銀行」にしないと、日銀が持たなくなる話なのだ。
更に道州制が布かれた場合「一州一銀行」の可能性がある話なのである。


我が福島で言えばこんな感じである。

「東邦銀行」＋「福島銀行＋大東銀行」＝東邦銀行
更に東北六件の主要銀行を七十七銀行に集約させたい方針があると言う事だ。
だから「みずほ銀行」は、物の見事に先駈けを行ったと言う事である。

その裏側の大きな理由はチョッと此処では書けない。
ご興味のある方だけにメールで特別配信する事にしたい。


ただ言える事だけを引き続き書く。

ワタシが常々書かせて頂いて居る「逃げの破産宣告回避」に重い腰を上げた。
余りにも金融機関に押付け過ぎる「破産宣告」が多い事を懸念した結果だ。
だから「面接重視の新規貸付」を中心に展開すると言う事なのだ。

今まで「事業責任を取りそうも無い人間」にまでお金を貸して来た。

「借り逃げをするつもりで駆け込み融資を受けようとした」
そんなロクデナシの人間を淘汰し、健全な貸付業務に移行する姿勢だと言うのだ。


幸い、ワタシを訪れる人間の殆どが「責任を持って返済する人間」だった。

だから「新規・借換融資は相談に乗るよ」と友人が訪ねて来てくれた。
ワタシが計画書を立案すれば「無理の無い計画」と大体通してくれる。
そんな意味で「良い相乗効果を生む仲間」である。


だから「エネルギー会社の合併」も「金融機関の合併」も良い事なのだろう。
エネルギー会社として大きな枠となれば、コストダウンにもつながる。

金融機関の本来の姿に戻れば、破産宣告者を一人でも減らせる。
全て「無駄な税金投入」に歯止めを掛ける一環と解したのである。

チョッと今日はシッチャカメッチャカな書き方になってしまった。
（そうか、ヤバイ事を割愛したから毒が消えたのだ。）

そんな意味で様々な機関の合併は、この時代効率的な事もあるとお知らせしたい。


◇記事に関して何でもご意見を下さい◇
[e-mail]

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

【よかったらこちらもご覧下さい】　「ｉｚａ」での今日の独り言

「セミプロ」と「プロ」～ソフトボールが頑張って居る事にエールを贈ってみた

素直に聞けないなら非難をするな！～言葉尻を捕らえた批判ばかりにうんざり来た

都市部の人は気楽で良いな～医師不足の記事に対し「ヤブ医者」の記載は無いだろうと思った