芥川龍之介「幻の遺書発見」に考える

「わが子等に」芥川龍之介の“幻”の遺書４通発見
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080718-00000090-mai-soci
(7月18日3時8分配信 読売新聞)


芥川龍之介さんの遺書４通が、東京都内の遺族宅から見つかったそうだ。

「人生は死に至る戦ひなることを忘るべからず」
重い言葉だ。実に思い言葉だ。

「蜘蛛の糸」には、争う事の醜さを充分に勉強させてもらった。
「杜子春」には、世の哀れさを充分に勉強させてもらった。

実はワタシは「杜子春」をモチーフにして「いちおくえん」と言う詩を書いた。


　　作詞・作曲：ゆさこをゐち（1985）　いちおくえん

　　　神も仏もありゃしねぇ　生まれついてツイテねぇ
　　　そんなおいらある時に　拾っちまったいちおくえん

　　　縄ツキだけは勘弁！　だからサツの旦那にお任せ
　　　どうか出るな持ち主！　願い叶ったぜ俺のもの

　　　最高だぜ金がざくざく　俺一人のもの
　　　何て最高な気分さ

　　　乗りつけ無ぇ外車に乗って　借金取りとおさらば
　　　女くっつきゃ振り払う　おいらの天下さ世の中

　　　さあ食えよ踊りまくれ　此処じゃおいらが大将さ
　　　誰もがよく言ったもんだぜ　世の中全て金だと

　　　最高だぜ金がざくざく　俺一人のもの
　　　何て最高な気分さ

　　　血も出ねぇ程呑み歩き　うんざりする程女を抱く
　　　気がつきゃ俺は文無し　誰も相手にしちゃくれねぇ

　　　おい！俺を忘れたかい？　あんなに楽しんだじゃないか
　　　金の切れ目縁の切れ目　何時までもあると思うな親と金


拙い詩ですいません・・・・・


そんな事もあり、遺書に書いてあった事が気になって仕方が無い。

甲斐よしひろが書いた「HERO」に似た意味なのだろうか。
「人生は何時も路上のカクテルパーティ」

でも、勝手に解釈すればこうなる。
「何時も死を覚悟しながら戦い続けてこそ人生」

つまり・・・・・
「自分に責任を持って行動せよ」
「明日は来ないと思って今日出来る事は今日やれ」
そんな風に勝手に解釈してしまった。

今の時代に忘れかけた言葉と、何となく思った。
だから今、遺書が出てきたのだろうか。

チョッと都合の良い解釈かな（笑）


ワタシも、今のうちに「遺書」を残して置こうかな。

それは「死を目指して」ではなく「何時も悔いなく生きる為に」


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