1978年・アメリカ／サンディエゴの事件を思い出す

＜川口父刺殺＞「父親が家族を殺す夢を見て」…長女供述
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080720-00000061-mai-soci
(7月20日21時26分配信 毎日新聞)


なる程、話は聞いてみないとわからない。

この事件を聞いてワタシは、昨日の夜中「iza」の方でのブログに書いた。
ブームタウン・ラッツの全英№1ヒットになった「哀愁のマンディー」を思い出したからだ。
「まさか」と思ったが・・・・・　本当に残念な話だ。

以下は「iza」に書き綴ったワタシの気持を転載する。


「人を刺せば死ぬ」それを教えなかった結果だ。

亡くなった方を冒涜する様な話で申し訳ない。
しかし「明日は我が身」を考えなくてはいけない話だと思う。


訳の判らない殺人なんか昔からある。

今回の事件を知った時、過去の事件を思い出した。
今から30年前の、1978年の話だ。

アメリカ・サンディエゴの女子学生ブレンダ・アン・スペンサー
彼女が引き起こした銃乱射事件である。

クリスマスに父親に買って貰ったライフルを使い、クリーブランド小学校で起こった。
その結果、校長と主任用務員が死亡し、児童8名と警官1名が負傷した。

6時間に及んだ犯行に対し、彼女に「誰を撃ちたかったのか」と聞いたそうだ。
彼女は何と「赤や青のジャケットを着ている子」と答えたと言う。


何故、銃を撃ったりしたのかと聞いた時に、彼女はこう答えたそうだ。

「月曜日が嫌いなの。銃をぶっぱなすと景気付けになるでしょ。」
「理由なんかなかったわ。面白かったんだもの。」
「池でカモ猟をしているみたい。」
「小学生たちは牛の群れみたいで、簡単に狙えたわ。」

16歳の少女が、そんな理由で殺傷事件を起こした過去があるのだ。
実は、彼女はワタシと同じ年齢。事件が起きた時は、本当に驚いた。

異国とは言え、同学年の犯罪に対して、理解の範囲を超えた。
だから、聞いてみないとわからないのである。


その上「親の責任」を、この事件は教えてくれた。

16歳の少女に対し、クリスマスプレゼントにライフル銃を与えたのだ。

「さあ、人を殺しなさい」とばかり与えたライフル銃。
事件が起きない方が不思議だろう。


今回の事件を再度振り返る。

ならば、殺された娘に対して、父親は一体何を与えて居たのだろう。
ならば、殺された娘に対して、父親は一体何を与えなかったのだろう。

何度でも言う。それは「家庭内」の問題だ。
だからこれは、他人様が推測すべき問題ではない。

逆に、世の中の親御さんは考えるべきなのだ。
逆に、世の中の子供達は考えるべきなのだ。

お互いに何を必要としているのか。お互いに何が要らないものなのか。
話し合い、取り除けば、悲劇なんか起こりはしない。


ニュースの報道を他人事の様に評価している場合ではない。
自分の周囲をもう一度考えてみなければいけないだけだろう。

そう、推論を重ねて居る場合などではないのだ。


以上が夜中の1時頃に「ｉｚａ」でワタシが書き綴ったものだ。

そう、本当に切ない。　そう、本当にやり切れない。

今回の事件は、会話が無いから起きただけの事件だったのかも知れないと思うと。
今回の事件は、親子で分かり合えなかったから起きただけの事件かも知れないと思うと。

更に、ワタシと同じ年齢の人間が父親だったかと思うと。


最後に、同学年生の冥福をお祈りしたいと思います。


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