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izaブログで名を売らせて頂いた原点の「戯言」が書いてある「過去帳」です。 忘れたくない原点ですので、更新はしませんが、削除もしないスレッドです。
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ガソリンの値下げ・・・
これは確かに消費者にとっては嬉しい話である。
しかしワタシは偏屈モノなので「まて?」を考えた。

日本は更に「借金王国」になってしまうのか?

暫定税率:「道路」除き延長合意 与野党、衆参議長要請で
http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080329k0000m010092000c.html
(毎日新聞 2008年3月28日 21時34分)

34年ぶり、25円引き下げへ=1日失効-ガソリン暫定税率
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080329-00000059-jij-pol
(3月29日15時0分配信 時事通信)

ガソリン税の税額還元ってどんなもんだろう?
日本の年間ガソリン消費量は約6千万Kℓlとの事で考える

参考資料URL
http://column.onbiz.yahoo.co.jp/ny?c=ma_l&a=015-1200968688

「減収税額」の計算をしてみると
600億ℓ×25円=1兆5,000億円
このような計算になる。

それをもし「赤字国債発行」に向けたらどうする?

地方公共団体も困ってしまう可能性がある。
日本の地方公共団体の数を1,793とする。

参考資料:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%A8%E5%9B%BD%E5%B8%82%E7%94%BA%E6%9D%91%E4%B8%80%E8%A6%A7

単純計算で
1兆5,000億円÷1,793市町村=8.36億円

これも地方債でも発行しなければいけなくなってしまうのか?


日本はかつて「間接税」で台所をやりくりをしてきた経緯がある。

平成元年の消費税の創設により、沢山の間接税が消えた。

国の税金:砂糖消費税・物品税・入場税・トランプ類税・通行税
地方の税金:電気税・ガス税・木材引取税

変更されたものもあった。

料飲飲食等消費税⇒特別地方消費税(⇒平成12年廃止)
娯楽施設利用税⇒ゴルフ場利用税
道府県たばこ消費税⇒道府県たばこ税
市町村たばこ消費税⇒市町村たばこ税

参考資料:日本の租税
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E7%A7%9F%E7%A8%8E#.E6.98.AD.E5.92.8C

しかし「料飲飲食等消費税」ひとつ取っても「税金の減収」であった。

記憶している方は少ないかも知れないが、以前はこのような徴収方法があった。
5,000円以上の飲食・宿泊等のサービス提供を受けた場合5%の地方税がかかります。
つまり現行の消費税の金額加算になるのである。

国の税金であった物品税もついでに紐解いてみると・・・
宝石・毛皮・電化製品・乗用車・ゴルフクラブ
そんなものにも「税金」がかかっていた。

何故こんな税金があったのか?
平たく言えば「贅沢税」だったのである。

日本人は「贅沢」の定義を忘れてしまったのかも知れない。

しかし、世間では言うだろう
「消費税を納めているから良いでしょう?」

実はそれが一番の問題なのである。

廃止された各税金は「納税義務者がほぼ毎月納める」
消費税は「年間通じて収支計算して納める」
大きな違いは「納付する際に節税が出来る」事なのだ。


具体的に計算してみよう。物品税(国税)の例である。

トヨタクラウン・ロイヤルサルーンが3,360,000円とする。
消費税施行前:3,360,000円×23%=772,800円
消費税施行後:3,360,000円×5%=168,000円
ここで604,800円の差が出る。無論、消費者は大歓迎である。

しかし、この業者が実際納付する金額が違う。
売上の消費税168,000円は2,520,000円の仕入価格(75%として)の消費税が控除出来る。
更に、会社でかかった維持費の消費税も控除出来る。
つまり・・・
(売上消費税)168,000円-(仕入消費税)126,000-(概算維持費消費税)1,000円
実際の納付額は41,000円程度にまで減額される。

消費者に対する裏切りに他ならない。

消費税導入前の税額収入と比較してみよう。
772,800円-41,000円=731,800円
これだけの「贅沢税」が減収になって居るのである。

クラウンが年間12万台を売り上げて居ると仮定すれば
731,800×120,000台=878億1,600万円
その他車種の販売台数を考えれば、恐ろしい減収である。

係数を勝手に「同種は50種類ある」と少なく見積もって考える。
878億1,600万円×50種類=4兆3,908億円

ああ・・・日本が貧乏になるのが当たり前である。

本当は40兆円以上を毎年減税しているかも知れない


昔は「いつかはクラウン」ってCMのキャッチコピーがあったが
今は「いきなりクラウン」だもんな~・・・・・・


ワタシは消費税を「悪税」と考えて居る。
その理由は・・・・
①取らなくていい処から取っている
②年間精算するので「払えない」事業者が多くなる
③「払えない」から「節税」してしまう
④「節税」してしまうから「国庫金」としてきちんと納付されない
⑤納付されないので国庫金収入が少なくなる

「国民総破産」そんな時代
だから「贅沢税」をもう一度復活させないと日本は駄目になる。
破産する理由は「贅沢品」の買い過ぎも多いのでは?

「いきなりクラウン」「毛皮を着るのは当たり前」「指にはめ切れない程の指輪を持つ」
感覚的に狂ってる、そんな若者が簡単に破産するのである。


価格を押さえ込まない政府の責任もある。
結局「天に向かってつばを吐いた」カタチになった。

今からでも遅くない!

贅沢税を復活させれば「日本人の気持」が変わる。
「お父さんは貧乏だからこんなものしか買えなくてごめんね」
そんな日本が「いつかはきっと」と頑張って来たのである。

ショーウインドーの向こうの「贅沢品」を眺めて頑張って来たのである。


ワタシも正直ガソリンは安いほうが良い。
値下げは大賛成だ!
だが、長い目で見ると「自分の首を絞める」そんな気がする。

ガソリン代云々の問題だけではない。
「一人一台」の車の時代がもたらしたものは「交通機関の破綻」に変わる

・・・ま いいか

自動車も 平たく言えば 贅沢品
ならば払う ガソリン税を

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コメント
地方税収
>>その代わりと言っちゃなんですが、所得税を引き下げる。
>実はそれが「地方の税収の減収要因」なんです。

なるほど・・・。その概念はスコンと抜けておりました。
確かに、現状で所得税を下げてしまうと、地方にはかなり厳しいですね。
現在の人口流出を考えれば、地方での消費は今後も期待出来ないですし・・・。

先にも書かせて頂いた、「製造現場に応じた分配」が確立出来れば、これも変わるのかな、とも思うのですが、それには地方への権限委譲が必須になるわけで、これまた難しい問題になってきますね。委譲が実現すれば、法人税なんかも融通が利くようになるので、多種多様な地方の在り方も初めて実現可能になるのですけれど・・・。

ぼくの基本姿勢は、中央集権はそろそろ限界なのでは?なので、お金の収支も地方へと戻していく方向に進むべきではないかと思っています。
「政治」というものを改めて見直さなくてはならない時期なのでしょうね。
日本全体が大きな集団となって、言わば大企業のようなしっかりした役割分担を確立させるか、或いは、「小さな国家」を散在させ、それぞれの地方で競争させるような米国方式の運営にしていくのか。日本には、前者の方が向いていると個人的には思うのですけれど・・・。

こちらこそ、長々と書いてしまってすみません。
どうも、言葉をまとめるというのが苦手で・・・(苦笑)。
【2008/03/30 18:45】 NAME[いけだ] WEBLINK[URL] EDIT[]
再度、恐れ入ります。
>ぼくの基本姿勢は、中央集権はそろそろ限界なのでは?
>日本全体が大きな集団となって、言わば大企業のようなしっかりした役割分担を確立させるか、或いは、「小さな国家」を散在させ、それぞれの地方で競争させるような米国方式の運営にしていくのか。日本には、前者の方が向いていると個人的には思うのですけれど・・・。

ごもっとも!
日本人向きは「大きな集団の邂逅」ですね。

ひとつ付記させて頂けば・・・
自民党が悪いのではなく「フェイク自民党」の民主党が悪い面もあると考えております。
以前も述べさせて頂きましたが「自民」「社会」の二大政党の鍔迫り合いを行っていた時の日本経済は安定しておりました。
アメリカも同じでしょう?

伝統のゲームと呼ばれている「巨人阪神戦」
そんな感じで「切磋琢磨」を忘れて居る日本の政治家の皆さん。
是非この言葉を思い出して頂き、頑張って頂きたいのですが・・・
【2008/03/30 18:57】
消費税には基本的に賛成です
ぼくは、逆に消費税はもっと上げるべきだと思っています。
消費税は、客観的かつ機械的に税を掛けられます。
つまり、下らない議論が入り込む余地がないのです。
と言うことは、「業界団体」などの横やりを防ぐ効果もあるのではないかと。
また、金額に応じて額が変わるため、高額の商品を買うと税も高額になります。
その代わりと言っちゃなんですが、所得税を引き下げる。
消費を促進し、同時に税収も増えるのではないかな、と思う次第です。

問題は、記事にもあるように、構造の部分ですね。
消費税を前提にするのなら、「節税」という概念は存在してはならないはず。
あとは、商品の作成された場所を適切に定義すること。
そして、その場所に応じて分配を決定する、という仕組み作りでしょうか。

暫定である以上、無くす方向への議論は良いと思うのですが、あまりに急すぎますよね。
予算の策定後にやるような話では無いと思います。
どうなるのでしょうねぇ・・・。
【2008/03/30 17:59】 NAME[いけだ] WEBLINK[URL] EDIT[]
なるほど・・・・
>ぼくは、逆に消費税はもっと上げるべきだと思っています。

ワタシも昔は「10%」に引き上げるのは当たり前の持論がありました。
ところが「非課税業者の範囲解釈」が余りにも酷い事と、本論に述べたのが理由で、考えを変えた訳です。

>「業界団体」などの横やり

こちらは、未だに「診療報酬の不正請求」がある業界がある事を考えると「確かに」とも考えます。

>その代わりと言っちゃなんですが、所得税を引き下げる。

実はそれが「地方の税収の減収要因」なんです。
地方を考えると安易に賛成出来ないんです。

>消費を促進し、同時に税収も増えるのではないかな、と思う次第です。

過疎化が進んだ地方公共団体は都市部から購入するのが当たり前になって居るので、これはあてに出来ません。

>問題は、記事にもあるように、構造の部分ですね。消費税を前提にするのなら、「節税」という概念は存在してはならないはず。あとは、商品の作成された場所を適切に定義すること。そして、その場所に応じて分配を決定する、という仕組み作りでしょうか。

まさにその通りです!
ワタシは基本的に「悪税」と申し上げた原点であります。

>暫定である以上、無くす方向への議論は良いと思うのですが、あまりに急すぎますよね。予算の策定後にやるような話では無いと思います。

最近は「責任回避の為の変更」が余りにも多すぎます。
謝罪会見だって、ただ謝れば済むだけ。
日本全体の意識を変えないといけませんね。

密度の濃いコメント、感謝申し上げます。
長い返信になり、申し訳ありません。
【2008/03/30 18:18】
無題
お立ち寄りありがとうございます。
尚、私と同姓同名の作家とお間違えなっておられ、こちらこそ赤面致しましたので、そのコメントは削除させていただきました。
ところで、5000アクセスお慶び申し上げます。
【2008/03/30 10:40】 NAME[n-mayuzumi] WEBLINK[URL] EDIT[]
同姓同名だったのですか・・・
「こりゃうっかりだぁ!」
うっかり八兵衛気分です。(笑)
【2008/03/30 10:47】
コメント感謝です。
本日は、コメントいただきありがとうございます。本日の内容拝見させていただきました。
消費税のトリックなるほどそうでしたか。
一体この国はどこに向かってるのでしょうね。

官僚の息子が官僚になり、政治家の息子が政治家になり、芸能人の息子は芸能人になる。社会が停滞しています。すべての世襲が悪いとはいいませんが、彼らは自らの利権を守るために愚民化政策をしいて、益々、天に唾をはく・・・・・。水は流れなければ腐るだけ。
【2008/03/30 02:12】 NAME[サポーター安] WEBLINK[] EDIT[]
こちらこそ・・・恐縮です
雫が水になり、水が必ず川になり、川は海に流れる・・・
それを信じたい!
それゆえワタシはブログを書き続けようと決心しました。

こちらへおいで頂いただけでも感謝です。

もう、今日は気が狂いそうな程感謝の気持ちで一杯です。

ブログをやってよかった。
【2008/03/30 02:48】
そうだったのか?
「消費税」導入で、かえって税収が減ってるんですな。
益々持って「いいこと無し」の税制じゃないですか!

私の記憶が確かならば
消費税を導入したのは「竹下内閣」
竹下内閣と言えば、あの「ふるさと創生一億円」という
全くワケワカメなバラマキをした内閣。

私の認識では「戦後最悪内閣」ですな。
【2008/03/29 23:48】 NAME[くじらいだー@] WEBLINK[URL] EDIT[]
いつものコメント感謝です
何か・・・・
二回もコメント頂き、切ない位の感謝です。
言葉に出来ない稚拙なワタシをお許し下さい。

tamiさんとひとくくりでは無いですが・・・ジェームス・テイラーの「君の友達」をこれから訳詩として、皆様に捧げさせて頂きたい次第です。
くじらいだーさん!ありがとう!
【2008/03/30 02:43】
コメントありがとう
ゆさこをゐち様
さすが経営コンサルですね。記事がすばらしい!
中程の、贅沢税を復活させれば「日本人の気持」が変わる。ってところ、えらく関心しました!
この時代。頑張る人のベクトルってどっか弱々しかったり、ヅレたりしてますからね。
これからも良きブログの友としてどうぞよろしくお願いいたします。
【2008/03/29 21:52】 NAME[tami] WEBLINK[URL] EDIT[]
こちらこそ、ありがとうございます。
最初の返信を使って申し訳ありません。

只今「お客さんとの酒飲み」から帰還致しました。

>これからも良きブログの友

そんな事を言って頂き、ありがとうございます。
ジェームス・テイラーの「君の友達」をこれから訳詩として、皆様に捧げさせて頂きたい次第です。
tamiさん!ありがとう!
【2008/03/30 02:39】


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