「スポンサーの逆襲」を政府は見習わなくてはならない

トヨタ、マスメディア広告費3割カット＝自動車業界、一段の経費圧縮
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080829-00000227-jij-bus_all
(8月30日3時1分配信 時事通信)


大手不動産会社の連続倒産は「見た目だけの箱物は要らない」の拒否。

そう考えれば「つまらん番組の支援は要らない」の話なのだろうか。

中身が無く、視聴率さえ取れれば良い番組が多い昨今。
そんな「駄々流し状態」に対する警告を発したのだろうか。

まあ、推測で語っても仕方が無いが。


経済界を主導するトヨタの判断に考える事は、他に沢山あると思う。

政府の人気取り政策の「無駄遣い」が余りにも多いと言う事である。

最近の例には、余りにもひどずぎる事例が多い。
先ずは、こんなニュースから間違いが見える。


＜社会保障カード＞別番号載せ住基カード活用　政府検討会
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080829-00000162-mai-pol
(8月29日22時31分配信 毎日新聞)


個人情報保護法が、嫌と言うほどヤヤコシイ状況になって居る現在。
タスポが無ければ自販機で煙草が買えない現在。
何処から考えても「余計なカードを作る政策」なのである。

そこに「無駄」を感じない、政府の麻痺した感覚に賛同は出来ない。

これを「経済効果」と見るのかどうかさえ判らない。
国民を混乱させ、作成経費の無駄遣いがある事だけは間違い無いだろう。


更に「政府自らが職業紹介をネットで行う政策」を聞く。

民間であれだけ職業紹介の会社があるにも関わらずである。
「予算額が三千万」って言う話であるが、金額の大小ではない。

もっと掘り下げれば、それは沢山見えて来るだろう。
政府は、妙なお題目ばかりを唱えて、湯水の様に使い切る。
少しは考えてもらえないだろうか。


しかし、ここで考えなければならない事がある。

トヨタは「民間大手」として、世の中に提唱したと考えないか。

「せっかく企業で稼いだ金を、無駄な番組作りに提供したくない。」
「世の中が読まなくなった新聞・雑誌に、何故経費をかける必要がある。」

当たり前と言えば、当たり前の企業としての判断なのである。
そう、政府政策が異常なだけなのである。

「せっかく徴収した税金を、働きたくない輩に分配したくない。」
「世の中が使わなくなった場所を、税金で維持する必要は無い。」

何故、こんな発想に基づいて行動出来ないのであろう。
当たり前の事が、当たり前に出来ないだけの話ではないか。

まあ、当たり前でない常識が氾濫する世の中だから仕方が無いのだろう。
だから「トヨタの当たり前」を、評価する事が正常なのだろう。


これから「出版社不況」「新聞社不況」が起きるかも知れない。

更に「大手広告代理店の倒産」が連続して起るかも知れない。
しかし「当たり前の事の結果」として、淡々と受け入れる事が正しいのだろう。

時事通信等の情報を単にコピーした報道に、新鮮さは感じない。
無責任に思想も載せず、まして現場を見ずに書く手記に「本気」は感じない。
全て「体たらくの結果」と受ける必要はあるだろう。


だから尚更、政府には考えて欲しいのだ。

「今が最期のチャンス」と真剣に。


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