「資金源の不透明さ」も福田退陣を呼んだ要因かも知れない

福田首相退陣表明　日銀、金融政策足踏み　空白の副総裁人事も不透明
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080903-00000008-fsi-bus_all
(9月3日8時26分配信 フジサンケイ　ビジネスアイ)


「日本の経済を逼迫させたのは、本当に福田さんだけだったのか。」

このニュースを見ると、痛切に思ってしまう。

総理大臣って役職の意味は一体何だろう。
各官庁の人事問題までいちいち指図しないとならないのが総理大臣なのか。
各官庁の「責任を取りたくない」声が聞こえるニュースに寒々した。


ニュースのインタビューに「年金受給者」は、こう答えて居た。

「社会保険庁の問題も解決出来ないで投げ捨てた。」
「こんな無責任な事をして、我々がとばっちりを食った。」

本当にそうなのだろうか。


かつての「年金担当者」で、給与を沢山貰って居た方々の声を思い出す。

「年金は利殖で増やせばいい。」
「幾らでもこれから年金に廻せる金は入って来る。」
「だから、俺の給与分くらいは出るでしょう。」

そんな「どんぶり勘定」での責任を「現職」に問うのは筋違いではないのか。

じわりじわりと「官僚の無責任」でひびが入って居た。
たまたまその崩壊の時期が「福田総理時代」だっただけではないのか。


その様を見て居ると、昔あった「女性職員」の話を思い出す。

「キャリアウーマンとして仕事がしたい」
そんな理由でずっと頑張って来た女性を部下に持った事がある。

しかし、ワタシと仕事をしながら「部下」でなくなりそうになった時があった。
そう「女性」として、酒を呑みながら話をして来たのだ。

その当時、ワタシは結婚をしていた。
だから「女性」として、彼女にお付き合いする理由が無かった。
突然、彼女の口から「ナントモな」話が出てきた。

「私は今まで恋は無駄だと思って仕事をして来ました。」
「でも、私だって恋したかったのです。」
「私の青春を返してもらえませんか。」

ゑ・・・・・・・・？

何故ワタシにそんな事を言うの？
ワタシが責められる必要があるの？

そんな意味で、何となく年金問題の責任ってのに似たものを感じた。


本件の「日銀問題」だってそうだろう。

金融庁ってお役所の問題を、総理大臣が精査して結審する。
何時までもグズグズやって居るから「日本の資金源」が滅茶苦茶になる。

だから福田さんは嫌になったってのもあると思うのだ。


何でもかんでも「総理の責任」のニホンジンとセイジカ。

ひとつひとつの事を、今だから振り返らないと、本当に大変な事になる。

そんな事を痛切に感じた本件である。


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