「作り過ぎ」や「与え過ぎ」を振り返ってみないか？

＜デジカメ＞激しい価格下落　１万円切る商品も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080829-00000068-mai-bus_all
(8月29日18時2分配信 毎日新聞)


先ず「価格の下落」ってのが、何故起こるかを考えて頂きたい。

世の中の巧い誤魔化し言葉に置き換えれば「コストダウンの成功」になる。
しかしワタシはへそ曲りなので「作り過ぎた結果」にしか見えない。

こちらの記事でも「技術の進歩」ってな話が書かれて居る。
しかし、幾ら「技術の進歩」があっても、価格が変わらない商品だってある。

価格下落と言うモノは、問題視するのではなく、喜びに変えれば良いだろう。

「企業努力で皆様の手許に届くようになりましたよ」
そんな微笑ましい報道にならないのが、愚かしく思えるだけなのである。


しかし・・・・・
この世の中、不況と言う割には「作り過ぎ」が余りにも多い。
それは「食料不足」を危惧する割に「食べ残し処理」が多い事と同じだろう。

作って売って儲けよう。

そんな考えで様々なものが世の中に流通する事は好ましい。
しかし「廃棄の憂き目に遭う」事は全く考え無しに行うだけだ。


そんな事を考えると、それは様々な産業に及ぶ姿を考えてしまう。

外食産業の撤退を計画するのは良い。
しかし、その店舗の残骸はどうなるのだろう。

コンビニエンスストアの便利さを謳うのは結構な事だ。
しかし、地球温暖化云々の話は終わってしまったのであろうか。

24時間営業の店舗が増える事は結構な事だ。
しかし、それを利用するばかりに「家に帰らない人」が増えるだろう。


上記は一見、何の関連も持たない話に見えるかも知れない。
しかしこれは「作り過ぎ」と「与え過ぎ」の結果と言えないだろうか。


モラルって奴も同じ様に「作り過ぎ」「与え過ぎ」で崩れただろう。

身近に例えれば「コンビニのエロ本」って存在がどうかを考えれば判るだろう。
そして「インターネットのエロサイト」って存在を考えれば判るだろう。

これは「作り過ぎ」「与え過ぎ」ではないのか。

幾らテレビで「裸体の規制」を行っても、公然と裸体を閲覧出来る。
更に、未成年者の中にあって「小学生」ですら、閲覧は可能なのだ。

あとは、様々な身近な事例に考えれば良い事だけであろう。


本当に世の中は便利になった。
本当に世の中の価格は下がり続けた。
しかし、それは嬉しくもあり、憂いてしまう現状もある。

価格が下がれば、本来は人件費も下げなくちゃいけないのだ。
そんな嘆きを聞きながら、給与ソフトを顧問先に導入した今月のワタシ。

このニュースに考える事が余りにも多過ぎた。


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