「日経平均11日下落」をわかりやすく説明すれば・・・

日経平均が１１営業日連続で下落、５４年ぶり
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080703-00000028-yom-bus_all
(7月3日15時18分配信 読売新聞)


多くの方々にはこのニュースが「不景気なんだな」ってな話だけになると思う。

「原油価格がどうだ」「世界は不況だ」
そんな事を毎日繰り返して報道されれば、たいがいうんざり来るだろう。

「ガソリンも上がったし、生活も大変だもんね。」
「これから、あがらない給料で、どうやってやりくりしましょう。」
「そんな時、公務員の方はボーナスもらえて良いわね。」

そんな的外れの世間認識にしかならなくなって来ると思う。
しかし、それではいけないのだ。


身近な処が一番危ないと感じなければいけないのだ。

よく考えてみればわかる。
原油高騰の折なのだから「石油関連事業」の株価は期待する筈だ。

石油供給からプラスチック成型まで、沢山の上場会社があるのだ。
しかし、何故毎日下落するのだろう。

ここの記載には

原油高による世界的なインフレ懸念や景気後退への警戒感が根強かった。

こんな事が書いてあったが、もっと深く考えれば一目瞭然だろう。
もはや「期待出来る上場会社が少なくなった」事なのである。


以前から、上場する事は「会社のステイタス」であった。

無理してでも店舗を拡大し、架空でも売上を計上した。
投資家に対して「魅力ある会社」を、競って作り上げた。

その結果がどうなったかは、ニュースでご存知だろう。
次々と判明する「粉飾決算」なのだ。


少し話題を遡る。

「期待出来る上場会社が少なくなった」事は、どうなる事だろう。
上場会社に頼る下請会社の売上が少なくなる事でもあるのだ。

そうやって巡り巡れば、世間の売上全体が減少すると言う事になる。
それでなくても消費者は「安物買い」に走る。


まあ、簡単に表現してみよう。

世の中の血の巡りである「経済」が「脳血栓」を起こそうとしているのだ。

だから、金融機関は「利上げ」を計画してしまうのだ。
企業の還元を出来るだけ多くしようとする行為なのだ。

「住宅ローンが上がったら生活出来なくなるじゃない」
そんなお嘆きの方には、申し訳無い事だが囁かせて頂く。

「給料が下がったら、それどころじゃ無いのですよ。」


ここまで言っても、まだ理解不能のもいらっしゃるだろう。

その方は、これから申し上げる事が理解出来ない方だろう。
だから、そんな方は聞かなくても結構だ。
何時までも「天に向かって唾」でも吐いてれば宜しい。

だから・・・・・

多少の値上げは、目をつぶって我慢しよう。当たり前の価格で購入しよう。
お互いに「会社を潰さないように」気配りしよう。

だから・・・・・

クレーマーにならないようにしよう。見かけたら制止しよう。
クレーマーは様々な業種の利益をむさぼり食うだけの存在なのだから。


たった二つだけでも世の中の全てが認識すれば、かなり経済が救われる。

一番わかっていても、一番出来ない事が「経済対策」なのだから。


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