「東松山市社協の退職金保全不安」まで見せ始めたリーマンの破綻

＜リーマン＞東松山社福協議会が社債１億円保有　対応協議へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000037-mai-soci
(9月27日11時35分配信 毎日新聞)


こんな話が出て来る事はおおかた予想はしていた。

しかし、まさか「社会福祉協議会」にまで及ぶとは思わなかった。


何処とは申し上げられないが・・・・・

「内緒だけど、全員の退職金の補償なんか出来ない。」
そんな事を囁いた社会福祉協議会の話を、2年前に耳にした。

現状と照らし合わせても「赤字支給」だった機関だった。
収入と支給のバランスが合わないのにも関らず「約束だから」と払って居た。

しかし、何の対策も無く、現状も続いて居る話を耳にする。
そのご時勢に、更に追い討ちを掛けられた話を聞くと、何とも言えなくなる。


それでなくても団塊の世代が退職し、徐々に「貯金箱」から消える積立金。

積立金が少なくなれば、投資等をしても配当は望めない。
まして、リーマンと言う「貯金箱」が壊れた現在である。


一体、各地の「退職金」はどうなるのだろう。

各企業に、それを照らし合わせて考えてみる。

本来は「足りなくなれば補充する」のが原則だ。
しかし「正社員雇用」を避けて「派遣社員」を求める現在である。
当然「貯金箱」に入れられる金額は少なくなって行く。

そこに「残業代が足りない」とかの「労働者争議」が出る。
そこに「賃金値上げ」とかの「労働者要求」が出る。

こんな事では、幾ら金があっても足りないだろう。

裁定する側も「ここに金があるから払えない訳が無い」と、要求を呑ませる。

そして「貯金箱」がどんどん軽くなって行くのだ。


今の世の中、余りにも「麻痺」が酷くなって、感覚がつかめない時がある。

だから「何が良くて何が悪いのか」の判断がつかなくなってくる時がある。


しかし、リーマンの破綻で「はっきり見えた事」がある。

それは、先程から何度も表現した「貯金箱」の存在である。
将来の「日本の貯金箱」を改めて考えると、可也不安になる。

「退職金」「裁判判決で払われる労働対価」
この二つを採っても「貯金箱の重さ」を、各企業が再確認すべきと思うのだ。


そんな事を考える経済評論家は居るだろうか。

そんな事を考える政治家は居るだろうか。

今だから振り返り「将来の重さ」を推測する時期なのではないだろうか。


「訴訟金略奪天国」「官僚経費天国」
様々な天国が見える現在の日本。


果たして考えて居る方はどれだけ居るのだろう。



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