グッドウイルの問題も少し世間から視線が外れた処で「失業率」の話。
この関連のニュースが出る度に「?」を感じてしまう。
また一言書かせて頂きたい。
<完全失業者数>12万人増 03年1月以来の増加幅
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080627-00000049-mai-pol
(6月27日14時19分配信 毎日新聞)
そもそも、この計算根拠は何処にあるのだろう?
もしも「労働調査・基礎調査票」だけで判断するならお止め頂きたい。
皆様も調査協力用紙を幾度かご覧になった事があるかも知れない。
あれは「アンケート」であって、実績とは呼べないシロモノである。
まして「職業安定所」を総括集計した結果なら、更に眉唾モノになる。
「雇用保険受給者」と「本格的に採用する企業が少ない募集求人」
そんなお役所から来る包括的数値調査は、一番あてにならない。
雇用保険を貰いながら、黙ってアルバイトをする人間はゴマンと居る。
だから「完全失業率」を本格的に包括調査をするのは困難を極める。
簡単に「先月の完全失業率は」と報告するのは、詭弁に近いのである。
以前も有効求人倍率について書かせて頂いた。
正しい就職活動の方法~実は世の中は仕事が沢山ある
http://azkeiei.blog.shinobi.jp/Entry/69/
有効求人倍率の正しい見方?~暫定税率との関連性の有無
http://azkeiei.blog.shinobi.jp/Entry/119/
結構反応が多かったので、すこぶる参考になった。
この類のニュースはとても仕事に参考になるので、非常に有難い。
話は変わるが、昨日「iza」と言う処でもブログを書き始めた。
理由は、何時もご覧頂いて居る方にはご察し頂けると思う。
今回の「完全失業率」と「原油値上」と「物価値上」はリンクすると思う。
勝手に思っただけなので「違う」ご意見もあると思う。
だから、是非ご指摘をお願いしたいと思う。
「iza」には、この様に「物価値上」に対して寄稿した。
難しい表現の記事を簡単に表現すれば・・・・・
http://kohichi.iza.ne.jp/blog/
少なからず「完全失業率」を上げている原因も見えるだろうから。
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【以下「iza」本日記載援用】
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先ず、世間の認識と照らし合わせてみる。
世の中では少なくとも「アメリカでサブプライムローンの失敗があった」
その程度は認識していると思う。
そして「アメリカの投資家が原油投資を行って居る」程度も認識していると思う。
残念ながら、この記事では、ここまでしか解説して居ない。
だから、世間での認識はすこぶる単純な解釈でしかなくなって来る。
様々な匿名の意見や、匿名のブログで聞き飽きた程の表現
「アメリカの馬鹿な投資家が悪戯に価格を吊り上げ利益をむさぼる」
でも、そんな表現をする方は「本質」について語った事を、残念ながらお見受けしない。
だからワタシは、静かに「本質」を自己解釈しながら書いてみようと思う。
ひとつめの理由は、ニュースとリンクさせて考えれば、簡単に答は出て来る。
先ずは「金融機関」の話から。
三菱UFJが「サブプライム投資に失敗した英国金融機関に出資」
そのニュースをご覧頂いたろうか。
その他にも、みずほFG等が「サブプライム失敗」を補填している現実をご存知だろうか。
そして「公定歩合」に関するニュースを世間ではどれだけご覧頂いて居るだろうか。
ひらたく言えば・・・・・
「アメリカに無心された日本の金融機関がどうしようも無くなった為に不況になった」
これが正解になって来るのだ。
言い方は悪いかも知れないが、もっとひらたく言えば・・・・・
「無責任な投資家にアメリカの金融業界が潰された顛末での
“日本の尻拭い”が起こしたモノ」
「国内の人間が国内を救う行為」は当たり前。なのに・・・・・
「ボランティアは素晴らしい」「動物を愛護しよう」「人類は皆兄弟」
そんな提唱をして居るアメリカ国民が、矛盾行為を日本経済に叩き付けただけなのだ。
だから、アメリカの「擁護団体」は「偽善者の集まり」と判断せざるを得ない。
悔しかったら、この矛盾と闘えば良いだけなのだ。
日本を見てみろ!
新銀行東京を救おうと、日本の金融機関が動いたであろう。
アメリカって国は「クール」な感覚だった筈なのに「ドライ」になってしまった。
これは「言葉を忘れた某新聞の表現」とまるで同じだ。
両者とも、呆れてモノが言えない程に情けない。
「自分の欲得優先」に暴走する投資家が、日本だけではなく世界を狂わせるのだ。
最早、偉そうな事ばかり言って居られないだろう。
何が「自由の国・アメリカ」なものか。今は「勝手な国・アメリカ」でしかない。
「憧れ続けたアメリカを返せ!」と叫びたくなる。
まあ「アメリカ猿真似の国・日本」だから、あまり文句も言えない。
金融機関以外では「景気動向が良くなった」過去ニュースの裏側を考えれば良い。
実は「余り知られて居ないカラクリ」が存在する。
それも静かに日本を苦しめる原因になっている。
「黒字倒産」って言葉をご存知だろう。
お金が入って来ない為に資金が圧迫して倒産する事である。
何処の企業とは言わない。
アメリカに商品を売っても「お金の代わり」で回収させられる会社がある。
例えば100万円売って50万円の材料代と50万円の利益を回収しようとする。
しかし、現金で40万円しか回収出来なかったらどうする。単位を変えればどうなる。
そう「日本の景気上昇」に「現金が増える仕組」は今は無いのだ。
ふたつめの理由は、去る6月14日に別ブログで解釈させて頂いた。
宜しければご参考にして頂ければ幸いです。
これは「アメリカと日本が同じ理由で景気低迷をしている」事を解釈したものです。
現行の金融政策維持~わかりやすく解釈すると・・・
http://azkeiei.blog.shinobi.jp/Entry/183/
結局、金融機関がこうだから物価が上昇する。
それをメディアが告知すれば、不都合は必ず起きてしまう。
「言える事と言えない事」があるから告知不可能だ。
だから末端の無名の人間が書けば問題視されないから書いてみたのだ。
最後の理由は「給料との比較」だ。
まあ、世間の方々が「世の中を憂う」事はとても結構な事だ。
物価上昇は「世の常」なのだから。
それを目の当たりにして、嘆く消費者の姿がある。
しかし根本的な状況も考えなければいけないだろう。
給料が些少でも上がって来ただろう。
同じ企業に勤務して10年前と今で同じ給料って方は、先ず居ないだろう。
だから「○年ぶりに1.5%価格アップ」ってモノに応じるのは当然である。
物価上昇は「何かを忘れて憂いても仕方無い」事でもあるのだ。
隣の芝生は青く見えるのだから、解り切って居る事はしなければ良い。
自分の頭の蝿さえ追えない事が多くあるのだから、追ってみれば良い。
物価値上げってモノは逆に考えるべき事もあるのだ。
嘆くだけが能ではない・・・・・
「給料を上げて貰う為に必要だ」と認識しなおしてみないか?
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決してこじつけで援用した訳ではない。
結局「アメリカのツケ」を日本が払う事
それも失業率低下につながって居ると思うだけなのだ。
そんな事を書くから一部に嫌われてしまうのかな・・・・・
まあ、いいか・・・(笑)
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