「中国人留学生への苦言」発表タイミングはこれで良かったのか？

泉しんや参議院議員のコラム「おおらかな愛国心」を読ませて頂いた。

苦言を呈するどころか、ご自分が悩んだ末のコメントとお見受けした。

胡錦涛中国主席が来日の折の事と考える。

しかし、発表するタイミングは本当にこれで正解なのだろうか？


聖火リレー　赤い旗一色…「異常」　中国人留学生に苦言
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080508-00000037-san-pol
(5月8日8時14分配信 産経新聞)


先ず、誤解が無いように申し上げるが、中国人の方が嫌いで書く訳ではない。

モラルの無い人間が嫌いなだけである。それは「日本人」でも同じ。

今回は中国人留学生に「愛国心を傘に着た好き勝手」を感じた。

つまり、いわゆる「暴乱行為」　これはどんな人間にも許せる事ではない。

ここは「平和な国・日本」なのだ。



本論に戻って・・・

本件は中国人留学生に対し「おおらかな愛国心」そんな言葉で表現されている。

それでは問うが、外人さんは何をやっても許される立場なのか？

日本人が外国で「おおらかな愛国心」を以って行動すれば逮捕されるのだ。

その役割が「警察」であって「公安」であろう。


更に「デモンストレーション」を行う場合の「お約束」は無かったか？

道路占拠に至る場合があるので「警察の許可」が必要では無かったか？

それとも、あれだけ馬鹿げた旗振りを、警察は認可していたのか？

幾ら「国際問題」になっても、許されるべき行為だったのであろうか？


わからない・・・　本当にわからない・・・


報道以外の様々なメディアで見せて頂いた「日本人排除」の映像。

その中に「聖火リレーを楽しみにしていた」長野市民の方々が居た筈。

よって多くの長野市民の方々が「迷惑極まりない被害」を受けていたと思う。



「苦言を呈す」なんてやって居る暇があったら、その前にやる事があるであろう。

長野市民が見ているテレビ放送での「謝罪」ではないのか？

「今回は混乱を招いて申し訳ありません」

そんな簡単な一言で良い。何故言えないのか？


本末転倒極まりない、そんなお粗末さとお見受けする。


日本人が関るデモンストレーションに関して・・・

中には「どさくさに紛れて」インスタント反対派に回った輩も居ると思う。

大騒ぎして旗を振り回す、そんな最高のストレス解消が出来るから。

本当の「反対運動」に見えない方々もいらっしゃった。

だから日本人は「後回し」にされるのだろう。


それよりも一番問題なのは「中途半端な発言」ではないのか？


泉議員は「公安」と言う立場の人間、まして「最高責任者」であろう。

苦言以前に、何故取締りを強化しなかったのか？

今回の大騒ぎは・・・

「日本は平和ボケした国ですよ」

そんな事を世界に大きくアピールしただけの話ではないか？

「何時でも我が国で暴乱を起こしても取締りませんよ」

暗黙に世界中に許しただけではないのか？



オウム真理教の一連の事件の際と本件は、若干似た処を見掛けた。

まあ言うまい。あまり言うまい。

この言葉が泉信也国家公安委員長に届く訳ではないから。


もしも間違って届いた時の為に、最後に一言。


正論は、タイミングを見計らって申して頂きたかった。

その前に長野市民の方に向けて
全国放送にて謝罪して頂きたかった。