消費税値上げのタイミングは「地デジ景気」を作るって事ですか？

１１年度から消費税１０％、経団連要望へ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080909-00000003-yom-bus_all
(9月9日3時17分配信 読売新聞)


2011年7月24日から、ワタシはテレビを見れなくなる。

地上デジタル放送を受信するつもりが、今の所無いからである。

残り少ないアナログの放送をゆっくりと楽しみたいと思って居る。


それにしても、余りにも「あからさま」な要望である。

「社会保障制度の安定」と言う、綺麗な御託を並べるのは如何なものか。
もう、テキトウな言い方だけは勘弁して貰えないだろうか。


正直に言えば良いではないか。

「2011年にはアナログが廃止になるからその前に儲けさせて下さい」と。

ワタシは「人の儲け」に、とやかく言うつもりは無い。
だから、素直に言いさえすれば「それは良い案かも知れない。」
そう言って一緒に喜んであげるだけなのだ。

ただ「参加しない言い訳」を聞くのが死ぬ程嫌いなだけである。
そう、対岸の火事を喜ぶ輩が大嫌いなだけなのである。


それにしても、世の中は呑気なものだ。

現在の状況で「消費税を上げる」って訳でも無いのに、曲がった解釈ばかりだ。

「ワーキングプアに追い討ち」だと？

もしも「地デジ景気」が興れば「雇用」だって一時期向上するのだ。
そうなれば「全く仕事が無い」って事も避けられるのだ。

当然「生産拡大」となれば、工場で働く人の購買も増える。
残業のお弁当・制服等々、考えれば沢山の「消費項目」が増えるのだ。


「誰々ばっかり一人で儲けやがって」

世の中では、ひとつの産業が大儲けをする事を好まない。
しかし、ひとつでも「大儲け」すれば「利益の連鎖」ってものがあるのだ。


ことわざに「風が吹けば桶屋が儲かる」ってものがある。

　大風で土ぼこりが立つ
　　　　　↓
　土ぼこりが目に入って、盲人が増える
　　　　　↓
　盲人は三味線を買う
　　　　　↓
　三味線に使う猫皮が必要になり猫が殺される
　　　　　↓
　猫が減ればネズミが増える
　　　　　↓
　ネズミは箱を囓る
　　　　　↓
　箱の需要が増え箱屋が儲かる

そう「経済の相乗効果」と言うものである。


今の政界政策の中には「相乗効果」ってものが見えない。
「如何にして自分の懐に入るか」ってものばかりで情けなくなる。

ことわざにすれば、皆さんご存知の「我田引水」である。


だから、このニュースを「経済の相乗効果」として受け入れる事も必要だと思う。

但し、施行期間までやって頂かなければならない事がある。
そう「官僚等の公務員支出」と「外郭団体の課税見直し」である。

そうなれば景気はもっと良くなる筈である。

税金が高くなっても「収入」さえ確保出来れば皆が喜んで払う筈だ。
「相乗効果」だけを狙い「我田引水」に物事が動かなければ良いだけだ。

「風が吹けば桶屋が儲かる」
そんな状況利用だけを前提としてなら、消費税値上げは仕方無い。


単純に、誰かが世間に対し、説明・理解を求めれば良い事なのだ。

そう「景気を良くする為の増税」ならばの話をすれば良いのである。


◇記事に関して何でもご意見を下さい◇
[e-mail]

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------

【よかったらこちらもご覧下さい】　「ｉｚａ」での今日の独り言

何を「許して」何を「許さない」のか～「相撲界の事件」と「世間事情」を照らし合わせてみた

日本映画に「メッセージが無い」だと？～「ポニョ」に文句を書いて居た様なので文句をつけてみたは良いが「今のテレビ番組は？」って考えると・・・・？