辞めるな岡田監督！阪神タイガースは「2位」で十分格好良いよ！

阪神・岡田監督、辞任へ＝「もう決めていること」－プロ野球・阪神
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081012-00000103-jij-spo
(10月12日22時28分配信 時事通信)


「優勝して当たり前」の選手ラインアップの巨人が優勝した。

「選手も居なくて頑張った」阪神は2位に甘んじてしまった。


阪神ファンではないワタシだが「2位おめでとう」と言う気持だ。
だから、岡田監督の辞任は是非撤回して欲しいと心から願う。


何故ならワタシは「阪神の2位」の格好良さに惹かれる人間だからだ。

優勝ってモノは「続けなくてはならないプレッシャー」がある。
しかし「今度こそはと頑張り続ける2位」の存在を考えれば良い。

かつて「ビートルズ」がロックで一番と賞賛された。
その陰で「ローリング・ストーンズ」が「栄光の2位」として君臨した。
まあ「更なる永遠の3位」である「キンクス」の存在もあるが・・・・・

そんな意味で考える事がある。

「こんちくしょう」のレベルが高く、遥かにパワーを感じるのだ。


かつて巨人がV9を達成した歴史の陰に「阪神・万年2位の存在」があった。

正確に言えば「2位と3位の繰り返し」だったが・・・・・

あの時、何度も何度も阪神は「巨人を下ろそう」と苦しめ続けた。
逆に屈する事無く、巨人は阪神に優勝旗を渡す事は無かった。

そんな阪神の存在が、少年時代のワタシを燻った事は確かだ。
そんな姿に格好良さを感じ「頑張れ！」を言った思い出がある。


1973年の「V9の危機」の際は、可也興奮しながら阪神を見ていた記憶がある。

「今年こそ絶対に巨人に優勝旗を渡したらあかん」
すこぶる大きくなった「阪神パワー」に感動した年である。


巨人との最終戦0-9で完璧に負けてしまった試合を、何故か鮮明に憶えて居る。

確か阪神ファンが、巨人のベンチに乱入した様な記憶がある。
翌日の新聞では「9対0でV9達成」と言う一方的な書かれ方であった。
しかし「よくここまでやった」と思ったものだ。


正直ワタシは「なかなか勝てないヤクルトファン」である。

そして「個性がある選手が粒揃いだった」ヤクルトが好きだった。
八重樫・大矢・水谷・角・松岡・浅野・安田
それ程に実力があった選手では無かったが「ヤクルトが大好き」を感じた選手だ。

阪神タイガースも、あの頃はそんな意味で「個性ある選手」が多かった記憶がある。
江夏豊・上田次朗・田淵幸一・藤田平・川藤幸三・中村勝広
それぞれがそれぞれに個性を持ち「阪神」を愛して頑張っていた。

そして「来年は巨人をいてまえ！」との熱意が格好良かった。


政治に例えれば「社会党がまだ野党として頑張っていた」そんな時代だ。

さしづめ巨人は「自民党」阪神は「社会党」ヤクルトは「民社党」と見ていた。
社会党が無くなり、民社党が無くなった今「暴走した巨人」の存在がある。


そんな意味では、阪神は2位でも十分に価値があるではないか。

だから岡田監督は辞任する事は無いのだ。


阪神タイガースは「2位」を恥じる必要が無く、誇るべきなのだ。

個性の欠片も無い「金満球団・巨人」
そこに「たまの優勝」を譲ってやったと思えば良いではないか。

だから、改めて再度申し上げる。

阪神タイガースは「2位」だから格好良いのである。


だから岡田監督は、褒められこそすれ、辞める必要は無いのである。



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