「安い価格」を消費者が強要した結果を考えよう

うちは大丈夫？！週末返上で確認作業　汚染米問題で小売・外食業界
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080907-00000930-san-soci
(9月7日19時11分配信 産経新聞)


何故、事故米が使用されるのか。

その根源を考えれば「消費者」ってものがあると思う。
問題になった会社が大阪にある事から、何となく切なくなった。


昨夜、何時ものスナックに飲みに行った。
馴染みの店なので、お客さん同志が話をするのは当たり前の店である。

隣に座って話をした方が「大阪市」の出身であった。

二人で「上田正樹とサウス・トゥ・サウス」や「憂歌団」を歌った。
「あこがれの北新地」「10＄の恋」「おそうじオバチャン」
年齢もひとつ上って事で、それは盛り上がった。

その時に「大阪の安くて美味いのは当たり前」の話になった。

「高くて美味いもんは当たり前やん」
「高くて不味いもんなんか食わせられたら3日もあれば潰れるで」
「大阪はほんまに安くて美味いもんが多い」
「せやから“食い倒れ”っちゅうねん」
「そんな事を考えると東京はほんまにあかんわな」

彼は次々と「大阪の安くて美味い話」を自慢げに話してくれた。
「肉吸い」や「うどん」の話もあり、可也盛り上がった。
大阪は本当に「安い食材」を探し続けている町と言う事を感じた。


それを考えると「ここまでだったら」との使用の可能性が見えて来る。

「安さを要求するお客さんへのコストダウン」だったのかも知れない。
それは決して許される事では無い。

しかし、過剰な要求をされて考えた顛末なら、消費者も考えなくてはならない。

もしも「食品衛生上の試験結果」での使用だったらどうなるだろう。
「15～20%の混入」をしても「事故が起らない程度の値」と判断したらどうなる。
当然「体には影響無い」との判断になり、使用をするだろう。

もしも「泥状化してエア殺菌をした結果」の検査値クリアならどうする。
当然「体には影響無い」との判断になり、使用をするだろう。


そもそも「食品添加物」で、元来の食品が「水増し製造」されている現在である。

それとの違いを考えた方が早いと思うのだ。


パンひとつ取ってもそうだろう。

スーパーやコンビニで売っている物を考えれば良い。
言い方は悪いが「漂白剤」「保存料」と一緒に食べて居るのだ。

「カビが生えないパン」を不思議に思わないのが「不思議」でならない。
だから、今回の事件に考える事は「食品添加物」の是非であろう。

そして「安い食べ物が何で作られているか」の製造表示を見る事だろう。


非難するのは簡単な事だ。


しかし「風が通り過ぎる様に」忘れてしまう事も事実だろう。

だから非難だけではなく「今だから」考えれば良いと思うのだ。


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